ぷちぷちな緩衝材は耐衝撃用、だったら人体にも効くはずだ!? 的なブレザーとパンツ

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↑ The Bubble Wrap Suit

↑ The Bubble Wrap Suit


サムネイルで多分にネタバレしている感は強いのだけど。割れ物を搬送する時に使う、小さな気泡がたくさん配されているビニール製の緩衝材、いわゆるぷちぷちを、ブレザーとパンツ、フードに仕立てたもの。元々耐衝撃用の素材だし、実は結構温かくなるものだから、人間様が着れば保温効果もあるし衝撃にも十分耐えられるシロモノになるはずだ、という一見すると素敵な発想の元に作られている。驚くべきことに15ドルで実売中。まぁ、もっとも、元々この類のジョークアイテムを発売する場所だから。

で、その効用はといえば、......まぁ、想像の通り、まったくもって効果なし。危ない挙動、例えば高台から飛び降りたり自動車に跳ね飛ばされたりというシーンは人形を使っているけど、その結果を見れば「なんのいみもない」的な状態であることは一目瞭然。もちろんこの服だけを着て、下に何もつけなければ単なるストリートキングとして逮捕されるのは必至。

よく見ると分かるんだけど、衝撃を吸収しきれていないんだよね、これ。小石を軽く投げた程度なら効果はあるかもしれないけど、それ以上は全然ダメ。もし本当に衝撃に耐えうるものをこの素材で作るとなったら、数十センチの単位にまで厚みを増す必要がある。またダメージは吸収できても勢いまでは減らせないので、やはり服ごと吹き飛ばされることになる。巨大なボールにぶつかったような感じになるのかな。

以前巨大なボールの中に体をすっぽりと納めて戦うスポーツ【エアクッションの個人バリアーを装備したサッカー「バブル・フットボール」】を紹介したけれど、今件のスーツは結局この「バブル・フットボール」に行き着くことになるんだろうな。


(ソース:【Like Cool】)

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このページは、不破雷蔵が2014年11月15日 07:06に書いた記事です。

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