どう考えても国家元首が渡航中に新聞がぶちあげて政治家が乗っかってなんてのはクーデター以外の何者でもないでしょ(呆 ...しかも本人は選挙のせの字も言ってない。なにこれ?
— 孤艇 剛 (@minazoko) 2014, 11月 15
総理は国家元首じゃないような......という野暮なツッコミはさておき。それまでもちらほらと希望的観測の類として出てきた解散選挙に関して、APECなどに出席のため外遊中の総理が日本に居ない間に、突然降ってわいたかのような感じで報道が一斉に本決まりのように伝え始め、各方面でも動きを見せている。で、それに対して日本を出る前の総理の反応は否定云々ってのは先に記事にした通り。
外遊中も通信不可能な場所にいるわけではないし、各行動の様子やそれに絡んだ反応、やりとりは伝わっているのだけど、なぜか今件、つまり解散周りに関しては具体的な話が無い。一言本人自身の語りとして「あります」「ありません」のいずれかで伝えられればそれでオシマイなのに。まぁ、本当は「あります」で固まっていて、外遊中に話すわけにもいかないので、というパターンも十分あり得るのだけど(あるいは質問をしてその回答は得ているけど、都合の良い結果では無かったので報じていないだけ、とかね。そんなことはないとは思うけど)。
報道が良く批判する、そして小説でもよくパターンとして登場する、間接証拠を色々と捏造して、直接証拠が無いのに犯人をでっち上げるって構造と似てるんだよな、ホント。当の本人が外遊中で直接言及した映像なりが一切存在しない状態で、これだけ話が出ていて、しかもどの報道もそのような状況に疑問を呈さないという事態こそが、異常な気がする。
明日には帰国の予定なので、早ければ明日にでも実態が判明する。本当に選挙に突入となれば、2012年冬の時のように、外食産業などはかなり大きな痛手を受けることになるし、広告代理店と報道サイドはウハウハになるだろう。国費をはじめとした各種リソースがまた無駄になるのと共に。
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