コンビニのドミナント戦略は恐ろしいと改めて知れる一瞬

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ドミナント戦略については【「ドミナント出店戦略」】で解説しているけど、要は一定地域に大量の自勢力を投入して相互効果を演出すると共に他勢力を排除しようというもの。何にでも使えるわけではないけど、包容力のあるタイプのサービスを展開するフランチャイズ店では非常に効果が高くなる。SFに登場する総合商社みたいに、歯ブラシから棺桶まで一社がすべて牛耳っているような世界、と表現すればイメージできるかも。

で、先日所用があってセブン-イレブンのネット経由での注文作業があり、その商品の受け取り店舗を指定したところ......まぁちょいと驚いた状況になったので、練馬駅をターゲットに据えて表示させてみた次第。確かにこのような状況は東京や大阪といった大都市圏に限られるのだろうけど、それにしてもまさにぎっしり感。そういや思い返してみれば、自宅から自転車で気軽に足を運べる範囲に、セブン-イレブンは何件あるのだろうかとカウントしてみると、2ケタに達していたりする。

チェーン店全体としてはこの施策がベストとの判断でこれだけ大量の店舗を展開しているのだし、またそれを維持できる需要がこの地域にあるのも事実なんだけど、やはりビックリすることに違いは無い。大都市圏に人口が集中する、特に日常生活における行動範囲が狭い高齢者が集まり始めているってのも、理解ができる気がする。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月17日 06:13に書いた記事です。

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