「非存在焦点選挙」、かしらね...税率引上げ延期ならば公約に反するから信を問うとってのが大義名分ですけど、「延期に賛成」っのてのは与野党でほぼ一致してますし、景気周りも結局消費税率引上げと、再引上げの懸念が問題でそれ以外では無いわけですし......
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 17
総理自身が外遊中にぽんぽん話が進むなど、どうも情報管理的におかしな状況が続いているけれど、どうやら解散による選挙は本決まりらしい(まだ確証は無し。個人的にはほっぺたをつねるような状態)。で、上にもあるけど、結局消費税率の再引上げを延期するにあたり、税率引き上げの公約のもとで行われた選挙での立場なのだから、その延期に関して信を問う云々ってのがあるらしい。いや、それ、附帯条項込みでの話じゃなかったのかしら。
まぁその話が本当なら、現与党は「延期して経済政策をさらに推し進めたい」という意図をアピールすることになるのだけど、他の政党はどうするのだろう、何を論点にするのだろうという話になる。
先の記事にもあるけど、少なくとも消費税率増税のタイミングミスはアレだけど、それ以外は曲がりなりにも失策というものではない。直前の別政党の様々な失策の後片付けをしつつ、それなりにやってきた感はある。だからこそ、消費税周りが痛い。で、それを論点に......ってことなんだけど、与党側が延期を大義名分に挙げた以上、それ以外の党は「延期するな」ということになれば、旗を振りにくくなる。ぐぬぬ。法案そのものの廃止、再立案という手も無くは無いけどね。無い袖は振れないことを考えると、それも難しい。
選挙が仮にあるとしても当方の管轄分野で直接言及できることは無し。推測レベルでは現段階で先の通り焦点がぼけまくり&期間が短いので、投票率の低下による固定層の堅調が結果として出てきそう。野党は第一党以外はかなり厳しいかも。あとは外食産業がかわいそう。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 17
ともあれ、政策周りについては当方は専門分野にないので、「かもしれない」「の考えもある」程度で、ストーリーテラー程度の話しか出来ないので、他所での記事展開は難しい。ってことで、代わりに消費税周りの覚え書きをいくつかしておく。
あとは二段階引き上げそのものが決まっていたので「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法」が適用されて2017年まで総額表記をしなくても良くなった。これが結構消費減退には大きいかと。http://t.co/vLKV1efXOv
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 17
例えばこれ。この表記でも特例措置法が適用されている期間はOKなのですけど、レジに運んだ後、税分がプラスされるのを一度経験すると、「実購入価格はいくらになる?」と疑心暗鬼に陥って購入性向が落ちるのですよね。 pic.twitter.com/9QNnHGoHXN
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 17
消費者もその表記は望んでいない、と 「税抜き価格表示」消費者の支持は2.3%のみ、一番人気は「税込価格・本体・消費税」の現行スタイル http://t.co/wV1e7y0aOc pic.twitter.com/xz6vVH4Imx
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 17
恐らくは2013年7月の参議院選挙位の投票率になるの、かしらね 投票者ピラミッドをグラフ化してみる(第23回参議院選挙版) http://t.co/TErX1bQg0M pic.twitter.com/ovIJeUtfYm
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 17
あとは 消費税と税収の関係をグラフ化してみる(2014年)(最新) http://t.co/5wZhGi2qtk や pic.twitter.com/tw5tr0SBcA
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 17
「税込総額の方がいい」「軽減税率希望」消費税引上げに関する消費者の意見 http://t.co/SqS8eMCR2x あたりもご参照あれ。 pic.twitter.com/7tgrkVfSk2
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 17
(要は「俺、これから仕事増やして収入も増やすよ」と父親がハリキリ出したので、それを後押しする形でお弁当をちょっと豪華にしたりたばこ代増やして、実際仕事も収入も増えて来たけど、それ以上の金額を毎月定額で実家の祖父母に送るようにしちゃったんで、自前の家計は厳しくなった感)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 17
あたりかな。「再引上げの懸念が続く」という心境的問題は以前にも解説したけど、それに加えて【総額表示Q&A】の解説にもある通り、「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法」によって、商品価格の表示で購入者のマインドをそぐような表記を許諾しちゃったのが小さからぬ問題でもあるのかなあ、と。
売り手側は作業の問題や少しでも安値でアピールしたいことから、税引き価格の表記を恒久化するよう求める動きもあるけど、それはあくまでも売り手側の思惑。買い手側としてはその思惑通りに動く人も、一度経験すると恐れてしまうのだよね、手に取った時の金額と、レジで精算する時の金額の違いに。で、購入そのもののモチベーションが落ちてしまう。これ、結構大きい気がする。結局「移行時期における再引上げの懸念によるマインド低下」に内包されるのだろうけど。
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