「非存在焦点選挙」とでも呼ぶべきなのかな

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総理自身が外遊中にぽんぽん話が進むなど、どうも情報管理的におかしな状況が続いているけれど、どうやら解散による選挙は本決まりらしい(まだ確証は無し。個人的にはほっぺたをつねるような状態)。で、上にもあるけど、結局消費税率の再引上げを延期するにあたり、税率引き上げの公約のもとで行われた選挙での立場なのだから、その延期に関して信を問う云々ってのがあるらしい。いや、それ、附帯条項込みでの話じゃなかったのかしら。

まぁその話が本当なら、現与党は「延期して経済政策をさらに推し進めたい」という意図をアピールすることになるのだけど、他の政党はどうするのだろう、何を論点にするのだろうという話になる。

先の記事にもあるけど、少なくとも消費税率増税のタイミングミスはアレだけど、それ以外は曲がりなりにも失策というものではない。直前の別政党の様々な失策の後片付けをしつつ、それなりにやってきた感はある。だからこそ、消費税周りが痛い。で、それを論点に......ってことなんだけど、与党側が延期を大義名分に挙げた以上、それ以外の党は「延期するな」ということになれば、旗を振りにくくなる。ぐぬぬ。法案そのものの廃止、再立案という手も無くは無いけどね。無い袖は振れないことを考えると、それも難しい。


ともあれ、政策周りについては当方は専門分野にないので、「かもしれない」「の考えもある」程度で、ストーリーテラー程度の話しか出来ないので、他所での記事展開は難しい。ってことで、代わりに消費税周りの覚え書きをいくつかしておく。


あたりかな。「再引上げの懸念が続く」という心境的問題は以前にも解説したけど、それに加えて【総額表示Q&A】の解説にもある通り、「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法」によって、商品価格の表示で購入者のマインドをそぐような表記を許諾しちゃったのが小さからぬ問題でもあるのかなあ、と。

売り手側は作業の問題や少しでも安値でアピールしたいことから、税引き価格の表記を恒久化するよう求める動きもあるけど、それはあくまでも売り手側の思惑。買い手側としてはその思惑通りに動く人も、一度経験すると恐れてしまうのだよね、手に取った時の金額と、レジで精算する時の金額の違いに。で、購入そのもののモチベーションが落ちてしまう。これ、結構大きい気がする。結局「移行時期における再引上げの懸念によるマインド低下」に内包されるのだろうけど。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月18日 07:51に書いた記事です。

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