@Fuwarin インフォグラフィックスの弱点である「わかりやすい故に事実や客観性を損なう」「絵を描ける奴は大体説明すべきことの素人」というのが如実に出ててなんというか
— rassvet@なまず工場 (@rassvet) 2014, 11月 19
先行記事【トリクルダウン理論と重ねたグラスに注がれるワインと】に関連する話として。最近流行のプロモーション手法の一つに挙げられるインフォグラフィックス。要は図解と各種数字的情報を一体化した、パワーポイント的な「ぱっと見で言いたいことを知ってもらう」的なもの。ポスター、電車内のつり革広告に感覚は近いのだけど、もう少し数字がたくさん盛り込まれているスタイル。パソコンなどの表示機能の向上化、さらにはソーシャルメディアの浸透に伴い、一情報に対する配分時間が短くなったことで、「瞬時に分かる」スタイルの情報が求められているのも浸透した理由。
で、そのようなものがたくさん出回るようになると、先の「ワイングラス」のように、正しくなくても、意図的に内容が事実と違っていても、自分の伝えたい意図をシンプルに分かりやすく表現することで、多くの人に「正しくない内容を、分かりやすく伝え諭す」ということが成されるようになってしまった。で、タイトルにある通り、「分かりやすい」と「正しい」であることをしっかりと覚え留めておかないと、色々とまずいよねえ、という話。
上の指摘では単純に理解不足の人が絵を描くという設定ではあるけど、他にも絵が上手くて説明もそれなりに出来て、その上で悪意の説明をやらかしてしまうというのもあれば、絵も説明も上手く、正しいモノを作り出せる人もいる。前者はともかく、後者は羨ましい。
以前から「難しい事を分かりやすく説明出来るのが頭のいい人」って自説を言ってるが、説明される側からしたら「難しい事を分かりやすく説明してくれる人」と「難しい事を分かりやすく説明してる様に見せて嘘やデマを撒き散らす人」の区別がつかないのは問題だよなぁ...
— 射的屋(メスゴリラvsバイオゴリラ (@syatekiya072) 2014, 11月 19
@syatekiya072 放射線関連以外なら、「数式で表す」説明が出来ないパターンは、だいたいがトンデモですね。
— ガルディーン◆Xp→Lubuntu (@guldeen) 2014, 11月 19
@guldeen
うん、しかし知らん人はもっともらしく言われると擬似科学もトンデモも信じちゃうのよね...
— 射的屋(メスゴリラvsバイオゴリラ (@syatekiya072) 2014, 11月 19
@syatekiya072 @guldeen だいたいそういう人はその分野に詳しくないのに自信満々。「相対性理論は、理解できないから間違っている」と目の前で言った奴がいました。
— 諸葛 均 (@keisatsuken1971) 2014, 11月 19
言葉は悪いけど、悪質系の新興宗教が「分かりやすい」経典を漫画なり動画で頒布する、と例えれば、「ああ、なるほど」と理解は出来るはず。分かりやすいから自分の中に容易に取り込めるし、理解できるのだから正しいのだろうという誤解をしてしまう。でも理解できてもそれが正しいとは限らない。それがもし間違ったものであれば、自分自身だけでなく関係した他の人まで傷つけてしまう。
「分かりやすい」と「正しい」は別物。分かりやすくても、それが正しいのか、今一度反芻する必要があるんだよね。
......と、この「分かりやすいと正しい」について、以前どこかで書いた記憶があったんだけど、今LSではどうしても見つからなかった。で、いま思い出したんだけど、本家サイトの【「分かりやすい」イコール「正しい」ではない】でやってたんだな(汗)。まぁ、再確認ということで。
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