地図を一度でも見たことがある人なら、川が直線に流れる部分は人工のもので、ぐねぐねとよじ曲がったり奇妙なカーブを描いている部分は自然のままの川であることを無意識のうちに認識しているはず。キレイな直線が続いている部分は「ああ、これは工事をして都合の良い方向に変えたんだな」としか思えない。......ではどうして「自然の川はカーブを描いている」のだろうか。それを説明しているのがこの映像。英語での解説だけど、図版をふんだんに用いているから、それだけでも十分に分かるはず。
実に多種多様な自然要因を受け、長い時間をかけて川は少しずつ流れを変え、場合によっては近場にUの字型の湖まで生成してしまう。この辺りの話は理科、あるいは地学周りでやっているはずなんだけど、改めて見るとやっぱりなるほど感を覚えさせる。
ちなみにあちこちにダースベーダーが出て来るけど、これはスターウォーズシリーズに良く登場する名セリフ「I felt a great disturbance in the Force(フォースに大きな騒乱を感じた、フォースに強い乱れがある)」、つまり何か大きな異変が世界全体、環境に生じたことをそれとなく表現する枕詞みたいなものから来ているらしい。小さな力の集約によって生じる自然の大きな流れ、力の作用が生じている......というところから、そのような力が川にも作用し、うねりを見せているというお茶目な表現と考えれば辻褄は合う。ただ、川の場合は「a little disturbance」と、フォースほどの力では無いようだ。
......最初サムネイルを見た時に「地球の地形はダースベーダーのしわざか」とギャグ系の動画かと思ったのは秘密だよ。
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