公式リツイートで書類送検される時代、もっとも実情精査は必要

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ツイッター上に投稿された児童のわいせつな画像をリツイート(転載)し、不特定多数の人が見られる状態にしたとして、神奈川県警と熊本県警の合同捜査本部は21日、大阪府大東市の配送業の男(52)を児童買春・児童ポルノ法違反などの容疑で書類送検し、発表した。同じ画像をリツイートしたとして、男子中学生(14)についても同法違反の非行内容で児童相談所に通告した。//3人とも児童との直接の関係はないという。

先日の書類送検ネタにも絡んでくる話(要は実刑が確定したとかいう話では無く、あくまでも「容疑」の段階)。加えて今件では指摘の通り、実写での事例であり、被害者が現実世界に存在しないイラストや漫画では規制され得ない事に注意。加えて今件では該当者がすべて、該当映像の当事者とは直接の関係が無い、恐らくは別所から「拾ってきた」ものを投稿、公式リツイートしたもの。

注意してほしいのは、これも以前から繰り返し言及している通り、公式リツイートでも自分の発言と同じと扱われるということ。他人のブログをコピペして自分のブログで紹介するのと同じ......というよりは、他人の画像をそのままURLを用いて貼りつけてるのと同じかな。例のツイッターにおける新しいパクリの手法的な。

で、今件の動きに合わせ、今までも注意喚起はなされていたけれど、スパム系の連携アプリのリスクが改めて確認されることとなった。


ツイッターの連携アプリの中には、アカウント所持者の意図とは関係なくツイートをするものがある。まともなアプリは大抵そのアプリ自身の宣伝だったりするんだけど、悪質な、スパム系リンクに引っかかっていつの間にか連系されてしまうタイプのアプリだったりすると、中にはアダルト系の宣伝とばかりに、危ないタイプの画像をつけてツイートをやらかす可能性もゼロでは無い。

つまり自分自身はそんな画像をツイート、リツイートする意図はまったく無くとも、その悪質系連携アプリによって勝手に問題となる画像をツイートしてしまい、エラいことになるというリスクが積み増しされる......まぁ元々、書類送検云々言う前に、そんなタイプのツイートをさせられてしまうと、色々と面倒なことになるには違いないのだけれど。

ともあれ。自分が気が付かないうち......というか、無意識のうちに妙なアプリを連携してしまっている可能性はゼロとは言い切れないので、定期的に自分のツイートを再確認したり、連携アプリをチェックするのは欠かせない。

合わせて小ネタ。これは自分自身が元から18歳以上向けの画像などをアップロードする機会がある人向けということで。


CEROレーティングなら「Z区分」的な感じのコンテンツを扱うこともあるよ、18歳未満はダメよというアピール。このチェックを入れておけば、「自分は18歳未満です」と宣言している人のタイムライン上には画像が表示されなくなる。まぁ18歳未満で利用している人が、このような細かい設定まで気配りしている可能性はあまり無いような気もするけど、やっておくに越したことはないやね。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月22日 07:27に書いた記事です。

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