なるほど。 "小学生以下の層はマンガ誌にとって、まだスマホに侵食されていない"最後の聖域"と言える" コロコロ編集長に聞く"マンガを読めない子どもが増えている"の真偽 ―子どもを舐めてはいけない | ダ・ヴィンチニュース http://t.co/3AD89qSpFg
— 鷹野 凌/月刊群雛発売中 (@ryou_takano) 2014, 11月 23
「読者のリテラシーを低く見積もって、"より分かりやすく"という方向で変えたことはないですね。マンガ表現の流行による変遷はもちろんあるけど、1977年の創刊当時から基本的な表現方法は変わりません。編集方針としてお願いするのは『子どもはマンガを読むのが遅いので、一コマずつ背景までしっかり描くこと』くらい。かつては編集長も要らないとさえ思っていて、『コロコロ』を読んでいた当時の俺が満足する本を作れているのか? という気持ちで挑んでいました。子どもを舐めてはいけませんよ」。
本家記事の【さらに加速化する「進撃の妖怪ウォッチ」的状態...少年・男性向けコミック誌部数動向(2014年7月-9月)】などにもある通り、「妖怪ウォッチ」によって以前の「進撃の巨人」以上の特需が少年誌を中心に巻き起こっていることもあり、関連雑誌の関係者は鼻高々で、近隣関係者はガクブルモード(ビッグコミックあたりのドタバタも、これが一因であると当方は踏んでいる)。で、先日ちょいと話題に登った、子供がストーリーの裏を読む、解釈するのが難しくなっているから、コマの構成を色々と編集側から漫画家へ指図されることが出てくるようになったという話に絡み、「コロコロ」の編集長曰く、そんなことはない、子供を舐めないようにという話。さらには小学生はスマートフォンなどのデジタル機器の侵略を受けていないから、まだまだ今のスタイルで大丈夫的な話も。
じゃあ同じ小学館の「小学×年生」が苦戦しているのはなぜなのか。
— 鷹野 凌/月刊群雛発売中 (@ryou_takano) 2014, 11月 23
光明差しはじめた、のか? ...「小学一年生」-「小学六年生」などの部数動向(2014年7-9月分) http://t.co/3RKW2PyHYS
— 鷹野 凌/月刊群雛発売中 (@ryou_takano) 2014, 11月 23
......という指摘もあわせ、色々と考えてしまう。小学生向け雑誌が苦戦しているのは趣味の多様化やベネッセなどの通信教育講座の浸透の影響も大きい。また、小学生時分は防犯用として従来型携帯を持たされる事例が多く、その分スマホはまだ、的なところ。あくまでもセキュリティツールであり、携帯電話、インターネットモバイル端末としての利用では無い、と。
ただ、小学生にもスマートフォン、そしてタブレット型端末が浸透を続けているのは事実。それらを多用する世代が保護者の立場になって、利用することに気兼ねなさを覚え、さらに子供へのおもちゃ的に呈する場合が増えているのも事実として忘れてはいけない。そしてその状況が確実に進行していることも。
スマホにパソコン、タブレット...年々早まる「はじめてのネット端末利用」(2014年) http://t.co/TEamgHX1ak の通り、小学生「前」にスマホや携帯、タブレットを利用する率はじわりと上昇中。 pic.twitter.com/eGgszyQApt
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 23
また幼少期からスマホなどを持たせる事例も。スマホ利用、2歳半の時点で2割近く...乳幼児のデジタル機器利用傾向を探る http://t.co/gYeXFrTGhr pic.twitter.com/TZOokAcEc2
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 23
子供にいつ頃からネット端末を持たせるべきか、親の反応も小学校当たりで結構すでに 子供にネット機器は何歳頃から持たせるべきだろうか? http://t.co/Msp8vZoa2g pic.twitter.com/7IHfXj8IPR
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 23
@CSambo @andou0725 @Fuwarin 我が家の1歳と5歳の娘にはsimを抜いたお古のiPhoneを与えてますが、実家の母と毎日フェイスタイムで話してます。
元々我が家自体が一人に1台づつPCがあるので特に違和感はなかったです。
— すいすぽ ~Sweets Spot~公式 (@swespo) 2014, 11月 23
最後のは一例だけど、ホント、こんな話がごく普通に聞かれるようになっている。今後さらに増えて、これが当たり前になるのは容易に想像が出来る。
アプリやタッチパネル周りなど、操作系ではスマホとタブレットは親和度が高い。幼少時にはタブレットを使わせる事例がかなり増えつつあるので、今後は面白い事になるかなあ、と。もちろん紙媒体の影響力が無くなるわけではないのだけれど。
昔のテレビやラジオ、固定電話と同じ。大人が色々操作しているのを画面や紙の上で見て、親が使っているのを頻繁に見続けていれば、子供も使いたくなるものなんだよね。そして上記の記事で、当方の思い過ごしかもしれないけど、今回の「妖怪ウォッチ」特需で慢心の雰囲気がちらほら見えているのが気になる。恐らくは「ポケモン」のように定番的なゲームに移行するのだろうけど、そうなれば今までのような特需は望めない。それ以前の、漸減状態に戻ることは容易に想像できる。さらなる特需アイテムを求めるってのは正しい話ではあるけれど、根本的な体質の改善が成されない限り、商用的には次第に厳しくなることに違いない。
変わらないもの、そして変わっていくもの。その見極めを正しく行い、それに基づいた判断をしないと、短期的にはともかく、中長期的には大変な事になる感は否めないのだけどね。
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