「日高屋」で飲む人が増えたのは何故だろう...「日高屋とちょい飲みと・外食産業よもやま話」後日談

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先日の【日高屋とちょい飲みと・外食産業よもやま話】で掲載した、「ちょい飲み」に絡んで日高屋がステキ状態にある件について。色々と反応をいただいたので、どこまでが正しいのかの検証はさておくとして、納得できること、なるほどと思った事を覚え書き的に。まず上のは「雰囲気が大衆食堂的なところがあり、それがステキングだからでは」というもの。

一人飯が流行る一方で、このような需要も確かにあるんだろうなあ。「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」では無いけれど。まぁこの場合、大衆食堂というよりは、小料理店的なものに近い感はある。「吉呑み」なんてまさにそれだよね。


一方で日高屋が堅調な理由はお酒の多さにあるとする意見もある。確かにお酒の好みは人それぞれで、こだわりも結構多い。いくら雰囲気が良くてお値打ちで、料理もそれなりに揃っていても、好きなお酒が無ければ「ちょい飲み」もかなわない。包容力の大きさが集客力につながったのではないかという話。これは小料理店というよりは、粋なマスターが居るバーみたいなものかな。

そして、この「ちょい飲み」の浸透と共に、立場を奪われつつある居酒屋と言えば......


代表的なのが和民。最初の記事でも触れているけど、居酒屋でちょい飲みしようとすると、結構な時間と数千円が吹き飛ぶってのは、結局のところ機動性で難があるという判断が下されたっぽいんだよね。本来は居酒屋ってそういう場所じゃなかったような気もするのだけど......と考えると、進化しすぎて環境の変化に対応しきれなくなった恐竜みたいな雰囲気もある。まあ、和民に限れば他の要因もある可能性は否定できないけれども。

今後はどのような進化を遂げていくのかなあ、と、この分野には個人的に大きな興味を抱いている。いや、お酒を飲めるわけじゃないので実地調査はできないのだけどね。「吉呑み」がさらに展開を進めていくのは確実だし、シニア層のたまり場的な切り口を見出してくるのもあるだろうし、コンビニも......ちょいとハードルが高いけど、将来にはこの分野に殴り込みをかけてくる、こともあるかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月28日 07:52に書いた記事です。

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