中国の石炭消費量の急増ぶりはこんな感じ

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先日本家サイトで挙げた記事【世界各国の石炭埋蔵・採掘・輸出入量などをグラフ化してみる(EIA版)(2014年)(最新)】でEIAの公開データを基に各国の石炭事情を精査していた時の話。この類のデータは後々細かい修正が入るのが常なんだけど、今回は特に中国の値で大きな変化があって、前回の記事からの変更が大変なことになった。特に輸入と消費で修正やら新規分の2012年の値の増加が著しく、あちこちで文面が前面差し換えとなる状況。

上は酔狂として輸入量をグラフ化したのだけど、思いっきり増加しているんだよね、この数年間で。で、せっかくだからいくつかデータを抽出してざっくりとグラフを創り、状況の把握をしておこうかな、ということで。


もちろん大気汚染の理由、二酸化炭素の増加要因は、石炭の利用に限らない。ガソリンをはじめとした原油系燃料の消費、人口の増加、その他生産活動、消費活動における排出などもある。ただ、大よそ2007年から2008年以降、輸入は増え、消費と生産が増え、さらに消費が生産を追い越している。そして同じタイミングで二酸化炭素の量がアメリカを超えているんだよね。急増化はもうちょっと前から始まっていたけど。

ここ数年の中国における貪欲、というよりは理性をかなぐり捨てたような「核心的利益」という「国家的ワガママ」を言い換えた大義名分による強圧的拡大政策が続いているのは、膨張を止められない国内消費・生産が起因と考えると、道理が通ったりする。例えるなら、過食症状態にあり、冷蔵庫の中身、さらにはお店の食品をつかみ取るように盗み食いするという状況なのだろう。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月30日 06:21に書いた記事です。

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