↑ 労働力人口と就業者
先日の本家サイトの記事【衆議院議員選挙の「一票の格差」を極力是正してみる】の後日談的な話。思いつきから始まった精査だけど、大体こんな感じにすれば結果が出せるのではないかな、というイメージはかなり前からあって、ちょうど良い機会なので時間を取ってやってみたら、意外な結果が出たというのが第一印象。ぶっちゃけ、東京だけで100議席とか、ゼロの都道府県が2つや3つは出て来るのではないかと思っていたから。結果としては東京都のプラス6議席をはじめとして、10の地域で増加、18の地域で減少となる。
案外容易に出来そうな感じはするけれど、これを行うか否かを決める代議士自身の立ち位置がかかってくるとなれば、色々と理由をつけて反対する勢派も多いだろうなってのは容易に想像できる。また、文末でも触れているけど、「平等と公平の違い」ってのはやっぱり大きい。厳格な格差是正は平等ではあるけれど、公平とは言い難い。
現状の議席配分がベストとは断ずることはできないけれど、だからといって平等を求めるあまり、公平さが欠ける結果が出てしまっては、かえって社会には弊害が大きくなる気がする。
今後、国勢調査の結果を基に、小選挙区の議席配分の変更が成されるだろうけれど、都市部への人口集中が進めば、それだけ平等さが強調されると、都市部への議員数が重配分されることになる。議員数で政策動向は左右されるので、さらに都市部向けの政策が重要視される。それが是なのか非なのか、今「一票の重みの是正」を求めている人たちは、何をもってして「平等」を一義としているのか。......あるいはかの人たちの平等は、そのまま公平にすら見えているのかもしれないな。
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