視覚障害者のための触れる絵画、3Dプリンタにはそういう使い方もあるのか

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紙に印刷するプリンターと同じような発想で、立体的に出力する3Dプリンター。ちょいと前まではSF的なアイテムでしかなかったのだけど、今では民生用にまで降りてきて、本格的な普及も始まっている。まぁ、電子レンジや冷蔵庫のような、一家に一台的なことにはならないと思うけど(カラープリンタのように「年に数回使うだけ」的なものになってしまうのは必至)。

で、その3Dプリンタを使うことで、今までできなかったことができるようになったり、これまで全く思いもつかなかったような方向性の新しいステキサービスが生み出されたりする。今件もその一つで、北斎の絵を3D化して、視覚障碍者の方々に「触れる絵画」として楽しんでもらおうというもの。この発想はなかったわ&素晴らしい。


現時点では機材の制約がまだ多いことから、データの構築でかなりの手間が必要のようで、作り手側も結構苦労はさせられるようだ(まぁ、CADデータのようなものだから)。ただ、主旨そのものも、出来上がったものも素晴らしければ、3Dプリンターによる可能性について、新しい側面を見せてくれたってのも意義は大きい。もっともっと大きく取り上げられ、評価されるべき事案だと思うのだな、これ。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月12日 07:55に書いた記事です。

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