北斎の絵を3D化してカラー3Dプリンターで造形した視覚障害者のための触れる絵画。大内進先生と当社の数年間にわたるプロジェクト。12日オープンの湘南T-SITEの1号館2Fラウンジで展示。 http://t.co/4Q6ZssE5EP pic.twitter.com/U7enfsGPsn
— 原雄司@ケイズデザインラボ (@unosuke) 2014, 12月 10
紙に印刷するプリンターと同じような発想で、立体的に出力する3Dプリンター。ちょいと前まではSF的なアイテムでしかなかったのだけど、今では民生用にまで降りてきて、本格的な普及も始まっている。まぁ、電子レンジや冷蔵庫のような、一家に一台的なことにはならないと思うけど(カラープリンタのように「年に数回使うだけ」的なものになってしまうのは必至)。
で、その3Dプリンタを使うことで、今までできなかったことができるようになったり、これまで全く思いもつかなかったような方向性の新しいステキサービスが生み出されたりする。今件もその一つで、北斎の絵を3D化して、視覚障碍者の方々に「触れる絵画」として楽しんでもらおうというもの。この発想はなかったわ&素晴らしい。
北斎の視覚障害者のための絵画。「カラー3Dプリンターすげぇ!」ってコメント多し。実は石膏原型を3Dスキャン→FreeFormでデータを整え着色というデジタルツールを使った手技。軽量化のための薄肉化やポリゴン減算の苦労は理解されない。 pic.twitter.com/YScMJAjR8d
— 原雄司@ケイズデザインラボ (@unosuke) 2014, 12月 10
湘南T-SITE1号館の2Fラウンジに触れる絵画を納めてきました。12日からオープンとのこと。ぜひ! pic.twitter.com/6oh1QeHwha
— 原雄司@ケイズデザインラボ (@unosuke) 2014, 12月 10
昨日ツイートした触れる絵画。話題にしてもらって嬉しいんだけど『DMMすげぇ!』って感想とかコメントばかりで凹むよ。3Dデータが肝なんだぜ。作る結構大変なんだぜ。そこんとこ理解頼むよ。 pic.twitter.com/3Kqfi8ut8E
— 原雄司@ケイズデザインラボ (@unosuke) 2014, 12月 10
現時点では機材の制約がまだ多いことから、データの構築でかなりの手間が必要のようで、作り手側も結構苦労はさせられるようだ(まぁ、CADデータのようなものだから)。ただ、主旨そのものも、出来上がったものも素晴らしければ、3Dプリンターによる可能性について、新しい側面を見せてくれたってのも意義は大きい。もっともっと大きく取り上げられ、評価されるべき事案だと思うのだな、これ。
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