最近納得がいかないのは、「3Dプリンタでつくった」が頭につくだけで評価が一気に上がる事。
「既存技術でつくった義手・義足」は見向きもされないのに
「3Dプリンタでつくった義手・義足」はクオリティが低くてもトップニュースを飾り、称賛される。
みんな本質を見失いすぎじゃないか
— らってん技研@納期 (@RattenGiken) 2014, 12月 17
今までドラえもんのようなSF的な存在ともいえた3Dプリンターが一挙に民生レベルにまで展開されたことにより、まさに「3Dプリンターで作った」が王様の冠状態となっている感は否めない。ファジーやサイバー、最近ならば米粉とか太陽光みたいな? それ自身は決して悪い存在ではないのだけど、無敵の代名詞的に扱われて、注視のリソース配分の点で問題が生じているのかもという指摘。まぁ、話題性云々を考えると仕方ないのかもしれないけど、要はツールでしかないからねえ。
ただ、3Dプリンタで作るってことの意義、注目される点は、生成される物体そのものだけにあるのではない。
簡単、迅速、安価にカスタマイズできるならメリットはあると思う。先日のSIでも義手の動作性能より見た目がいかにフィットするかの方が利用者の満足度が高いという発表があったらしい。 > RT
— Masahiko Inami (@drinami) 2014, 12月 18
先日も海外で飼い犬の義足を3Dプリンタで作ったという話が話題に登っていたけれど、容易にカスタマイズできるという点は非常に力強いポイントには違いない。最近では義歯やその型を3Dプリンタで作るという話もあり、「ああ、その使い方があったか」と思わず膝を打つ思いをさせられたこともある。超高精度な点は別としても、それなりの精度なら容易に調整できるってのは魅力的であり、可能性を覚えさせる。
Ingressのチートをプラレールで、というTWで思ったのですが、Nゲージとかプラレールって、3Dプリンタがボンガボンガ活躍する分野のような気がします。うーん、それこそ宝くじでもあたったら、そんな酔狂な世界に飛び込んでみたい気も。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 12月 18
一方、「手軽にデザインデータを基に実物を生成できる」という点を用いて、以前から言われていることだけど、フィギュアやそれに類する模型の類、今件ではプラレールを例に挙げているけれども、3Dプリンタが活躍する場であるのだろうし、そのデータを用いたビジネスってのも出来るかなあ、という妄想が。
3Dデータを売って生活している者的に、この辺は新しい需要を開拓できそうな気がしないでもない。>RT
— TETSUYA2754 (@TETSUYA2754) 2014, 12月 18
あー......でも、話題のキャラがあっという間にMMDモデルになってフリーで配布されてたりするのを見ると、データ作成に金を出してくれる所は少ない可能性大。
— TETSUYA2754 (@TETSUYA2754) 2014, 12月 18
金を出してもらえる3Dデータの可能性として、プリンターで綺礼に、かつ効率的に打ち出せるようにパーツを配置したデータにする。というやり方もあると思う。この辺は製作・組み立てまで考慮して設計する"今までの経験"を売りにできる部分だから。
— TETSUYA2754 (@TETSUYA2754) 2014, 12月 18
ただ、どのタイプのプリンターが主流になるかで変わってくるから、この辺は難しいよねw
— TETSUYA2754 (@TETSUYA2754) 2014, 12月 18
ただ、指摘の通り、現状ではMMDデータが容易に生成されて無料で云々って状況なので、データを創ってそれを配布して売るというビジネスモデルは難しいかも。例の「セカンドライフ」にしたって結局企業はプロモーション的な意味合いで自社の作品などをデータ化した上で無料配布してたからねえ......。昨今のソーシャルゲームやネットワークゲームのタイアップ企画による特殊データも大よそが無料で、プロモーションとして。何か賢い、新しい仕組みを生み出すのが必要なんだろうな。電子書籍のような発想で考えればいいのかな。色々と思考ゲームを頭の中でめぐらせたり、ブレストの必要はありそうだけど。
また、3Dプリンタ側もフォーマットの共有化ってのは必要だろうな。そうでないとデータの共有化によるスケールメリットが活かせない。市場は大きい方がいいからね。
考え方・仕組みでは類似しているペーパークラフトや電子書籍の概念なりとも合わせ、色々とつなぎ合わせたり良い所取りをすれば、面白いことが出来そうな気はするんだけどね。
.@funnypainter さんの「視覚障害者向けの「3Dプリンターで製作した立体地図」への反応」をお気に入りにしました。 http://t.co/1bAxM3EK2V
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 12月 18
こんな話もあるし、さ。
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