「あなたのPCは、故障する寸前です。」「直ちに修正してください」とマイクロソフトの名前を出して脅してくる広告

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以前【「性能が低下しています」「スパイウェアを探知しました」「クラッシュ寸前です」「エラー 直ちに削除」警告表示広告に要注意・国民生活センターが注意喚起】などで紹介した、パソコン初心者をターゲットにした脅し文句で攻める広告群。その文言のあまりにもの酷さから、ある程度インターネットを利用している人ならすぐに「これはヒドいタイプの広告だ」と分かるのだけど、初心者だとそのメッセージを素直に信じてしまい、アプリなどをダウンロードしてしまうことになる。しかもメッセージを表示するウィンドウ部分が通常のエラーメッセージ用ウィンドウに似せていたり、さらにはマイクロソフトの名前を出してくるからタチが悪い(パートナー云々ってのは承認を受けているという事で、本来ならばマイクロソフト側はこの類の業者の資格取り消しに関して、積極的な動きを示す必要があるんだけどね。電話やネット回線の契約営業で「某大手電話事業者のパートナー云々」って言ってるのと同じか)。

その文言のあまりにものアレさゆえに、最近では「これ酷いよね」ということで出回ってくる画像についても、多分にコラージュじゃないの? と思うことも増えて来たんだけど......自分自身で確認した以上、コラじゃないことを認めねばならなくなった。これはヒドイ。


先の記事の繰り返しになるけど、この類の広告ってのは「法律で禁じられていないからやってもかまわねーじゃん」という意図が多分にある。でもそれを、今件ならばマイクロソフトなりグーグル側が容認放置していると、トラブルが増えクレームが増加し、「広告そのものの信頼性が落ちる」のと共に、「自主的な対応がなされないのならば法令で取り締まるしかないのか」という動きになってしまう。成すべきことを為さない人たちがいるから、皆が痛い目に合うことになる。得をするのは一部のずるい人だけ。

早急かつ効果のある対応を望みたいところだね。今件の広告に限れば、出稿しているのはごく少数の同一企業なんだからさ。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月 8日 07:07に書いた記事です。

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