↑ 鉄道・軌道旅客一人当たり平均利用距離(キロ)
本家サイトで本日中に掲載予定の記事【日本の鉄道利用客数推移などをグラフ化してみる(2014年)(最新)】のフォローアップ的な図版......だけどフォローアップを先行して掲載してしまうという少々おかしな状態に。概要を説明しておくと、国土交通省の交通関係統計等資料を基に、日本の鉄道の利用客数の動向などを精査した上で、公開されているデータを組み合わせるとこんな値も算出できるんだな、と大よそ記事を仕立てた後に気が付いて、差し込みのための再構築も何だから、今年は別途こんな形で紹介しようか、という流れ。
この図版が意味するのは、鉄道利用客がどの程度距離を移動しているか、その平均的なもの。近場へ通勤・通学のために利用する人が多ければ値は小さくなるし、旅行をする人が多ければ長くなる。そして私鉄路線は概して地域密着型で遠出をするような路線構築はあまり無されていないこともあり、利用距離は短くなる。
JRは全国網を張り巡らせているので、長距離移動の客も多いから(もちろん新幹線も含む)、これだけ長距離になる次第。また本家の記事でも触れているけど、長距離旅行が増えて来たからなのか、この数年はじわりと距離が伸びる傾向がある。団塊の世代が退職して、旅行を楽しんでいるのが影響しているのかもしれない。もう2、3年この増加傾向が続けば、その仮説はほぼ間違いないだろうな。
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