【エースコック JUNK FULL Wガーリック油そば 新発売】
↑ JUNK FULL Wガーリック油そば
今回は、ガーリックを醤油ダレと具材の両方に使用したWガーリック仕様で、ガーリックのおいしさを充分に感じられる味わいに、大盛り130gのめんで食べ応えも充分な、まさにジャンクなカップめんをフルに楽しめる仕様となっています。
たれと具材の双方にニンニクを使い、サイズもコンビニなどでのミニサイズ弁当志向の前に一時期流行ったドデカサイズブームを思い起こさせるような、ボリューム感あふれる一品。ファミリーマートの「俺の」シリーズとは異なり、真っ向勝負でデカいぞ、こってり味だぞ、的なアピールが特徴。
......だけならいいんだけど。
一連のエースコックでの「EDGE」ブランド(【鬼辛とはこれいかに「カップ焼そばに激辛スパイス入れすぎた件」な焼きそば登場】とかね)同様、インターネット、特にソーシャルメディアでの情報拡散を前提とした、というよりはそれを多分に狙った企画商品であることを隠しもせずに前面に打ち出しているんだよね。「EDGE」ブランドだけでなく、他の商品群にまでこの切り口を展開し始めるようになったのか。
良い商品なら必ず売れるってのは必ずしも正しくは無くて、良い商品であることに加えて、多くの人に知られなきゃならない。その仕組みを呼び水的に用意して、情報の拡散をしやすくするのはいいんだけど、あまりにも媚を売っているような雰囲気が見えてくると、かえって醒めてしまうんだよね。
その辺のさじ加減は難しいところがあるし、受け手側の感性によるところもあるので全体としてどのあたりが平均値になるかは見極めが難しいのだけと、「ソーシャルメディア上でこういうたぐいのが流行っているから、じゃあその波に乗れるように......」という説明をリリース上でされてしまうと、やはりちょいとばかり醒めるところがある。
ネット上のプロモーションってのは蓄積されて検索されるので、これまでの一過性の切り口と同じやり方でやると、段々と陳腐さが出て来るし、飽きられもしてしまう。ちょいと方向性は異なるかもしれないけど、音楽業界でのCD展開と、デジタルデータ展開の違いみたいな感じ。CDは似たようなもの、あからさま的なものでも、一過性の様相が大きいけれど、データ化されたものは蓄積・検索されるので、CDと同じようにセールスしていると、CDと同じようなペース・内容で展開しても、陳腐化が物凄く速くなる。
純粋に油そばでにんにくマシマシ的な面白さがあるし、色合いを見るとプロ野球の某球団とのタイアップ的な展開をしてもよかったんじゃないかな、という感もある。下手にネットに媚びると、なんかチープさが前面に出てしまって、ちょっぴり残念さを覚えてしまうのだよね。
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