コンビニなどが続々フライドポテト攻勢をかけるという意外な結果になったマクドのポテト問題

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先日の【マクドナルド、米西海岸港湾労使交渉長期化影響で「マックフライポテト」Sのみに限定】で触れている通り、アメリカ西海岸の港湾施設における労使交渉がどたばたしている関係で、マクドナルドの芋が不足し、マックフライポテトが不足気味な事態に。これだけでも結構インパクトのある話なんだけど、インパクトだけで実際にはあまり影響はないかなあ......と思っていたら。

【はじめての欧州産でおつまみにも良し・フレンチフライ(欧州産ポテト使用)ローソンで発売】に続き、【年末年始はポテトが食べたい! 12/26(金)~1/8(木)の14日間、 人気のXフライドポテト、お値段そのまま1.5倍。 1/2(金)より順次「十勝ハッシュドポテト」が仲間入り】にあるように、Xフライドポテトで有名なミニストップでもフライドポテト攻勢をかけてきた。元々フライヤー系は原価が安くて利幅が大きいアイテムではあるんだけど、急にあちこちで動き出すあたり、マクドナルドのポテトって結構影響力が大きく、シェアのおこぼれへの期待があるんだなあ、という再確認をさせられた。マクドナルド自身の巨大感も含めて、ね。

某外食チェーン店では「うちでは全サイズOKです」的なポスターを貼ってフライドポテトをアピールしたという話も伝わっている。具体的にマクドナルドの件を示唆したわけではないけれど、切り口としては「話題に登る」という点で上手いと思う。お客、お客予備軍に気付きを与えてくれるからね。ローソンやミニストップの件も、マクドナルドの話は一切触れていないけれど(当然だ)、容易に連想はできる。そして「無い」といわれれば食べたくなるのが人の性。

アメリカでの労使交渉が終結するまで、マクドナルドのポテト不足は続くのだろうけど、それに従い他の外食産業やコンビニでも、似たような動きは出てくるんだろうな(個人的にはファミマあたりが動きそうな予感)。結構面白い流れになるかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月25日 06:34に書いた記事です。

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