ネット上の物書きとマネタイズの話

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年末だからってのもあるんだけど、色々な界隈で今年一年の総決算的な話をちらほらと見聞きするようになった。それもあるんだろうけど、偶然にもほぼ同じ時期に、ブログなどのウェブ上における文章に関するマネタイズ(要はビジネスとして成り立たせることが出来るか、金銭的な報酬の取得方法の仕組み)に関するお話が相次いで目に留まり、結構色々と考えさせられたので、覚え書きも兼ねて。

一つ目は、従来型のスタイルではまとめサイトなりキュレーションなりの不遜なモノたちの暗躍でネガティブスパイラルが進んでしまうので、有料型にするなりグッズを販売するなりクラウドファンディングをする方がいいんじゃないかという話。もう一つの方は具体的なレポートを挙げていたけれど、そこにおいて結構な金額の固定広告が目に留まった。

思い返してみると商業誌で活躍している漫画家先生界隈にも、クラウドファンディングを用いる人が出てきている。当初はなんでだろうと思ったけれど、これらの記事を読み進めていくうちに、何となくわかってきた気がする。紙媒体にしてもデジタルにしても、ネガティブスパイラルが進んでいるので、多方面での「収穫」の方法を模索しているんだな、と。

当方はといえば絵は描けないので文章だけになるし、文章面でとなると絵描きの方々と比べて随分と領域は狭いものになる。それでも昨今のまとめサイトなりキュレーションなりの暗躍による状況を見るに、色々と考えた方がいいんだろうなあ、と思っているし具体的に考えてもいるのだけど、まずは状況の回復(検索エンジンからの評価の回復)が先なので、なかなか手が回らない(「状況」が発生する前は、それなりに考えていて、その手法の一つを手掛けた矢先だったんだよね、実は)。

一方で、


先の「文章と図版は一つにあわさって初めて意味を成す」的な話にもある通り、誤解釈をされそうな盗用のされ方も合わせ、まとめサイトなりキュレーション、バイラルメディアなどが環境を悪化させているのを見ると、つくづくこんな話が頭に想起される。

......来年はもう少し、欲を出しても、自我を前面に押し出してもいいのかなあ。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月26日 08:22に書いた記事です。

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