向こうの人は、こうやって仕組み化するのが好きだよね。ビジネスがスケールするから。でもこれ素人が組立てられるのかなあ・・・ 「ユーザー調査アンケートは、設計が悪ければダメなデータしか集まらない ―― サーベイモンキー副社長インタビュー」 http://t.co/9fsdzPtLy1
— 衣袋 宏美 (@hibukuro) 2014, 12月 26
路上アンケートも来訪対面アンケートも、そして郵送返送式アンケートも、さらには電話アンケートも、その手法次第で大きく結果が変わってくるため、さまざまな思慮とテクニックが必要になる。見方を変えれば、一見公平に見えるアンケートでも、実は多分に内容をコントロールさせられたものであることも。手品におけるミスデレクションとか、ミスリーディング的なお話。
で、そういう結果が出るような、あるいは実質的に役立たない結果が出る可能性も多分にあるのだけど、とにかく仕組みを作った。しかもダメな結果が出ないよう、色々と工夫を凝らして正しい調査が出来るように工夫したよ、というのが今回紹介されている調査アンケートの仕組み。
それに対して、仕組み化は面白いけれど、素人二は難しいよね、という意見。まぁ実際やってみれば分かるけど、お遊び的なものはともかく、ビジネスで使うものとなると、指摘の通り。データは出たけど、マーケティングのために使うものとしては首をかしげてしまう、みたいな。
家建てるのに、建材を標準化しておくのは、コスト削減とかいろんな意味があるのだけど、家を建てたこともない素人に図面と規格化した建材を渡して家を作れという行為に等しいと思う訳です。こういう発想というか、サービスを見るにつけ思うのはね。 http://t.co/9fsdzPtLy1
— 衣袋 宏美 (@hibukuro) 2014, 12月 26
だからその道のプロが存在するのさ。でもいろんな業界でクラウドだのなんだのといって、サービス提供側がそのプロの技術を安売りする。これじゃ、その業界が発展する訳がない。使う側もそんなのに手を出してどんな品質のものが出てくるかわからんのを使うのは止めとこうよ。そんな各種業界を憂いた年末
— 衣袋 宏美 (@hibukuro) 2014, 12月 26
事例としては大体あってる。道具があってもそれを使いこなすのには技術と経験、そしてセンスが必要で、それが無いのにプロがこなしたようなものと同じ結果を求めるのは難しい。まあ海外の場合、それが出来るか否かは自己責任でってことなんだろうけど。
でも......これね。
「そこで私の出番です」ということで、良い(都合の良いではなく、正当なリサーチデータとしての意味)データを出せるような、アドバイスをするビジネスが成り立つし、サービス提供側はそれをも想定していると思うんだな。道具は渡す、でも良いものを作るためのノウハウはうちらが有償で提供する、みたいな。その意味では、サービスの提供そのものはお試し版みたいなものと考えれば、道理は通る。クラウド云々ってのも結局それだよね。
まぁ、アドバイス事業の方がリソースは少なくて済むので、うまく軌道にのれば採算性は良いからなあ......。
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