そのものを含むか否かで以下と未満は別々、それでは以上と対になるのは......!?

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以前も触れた気がするけれど、案外ぱっと出てきにくいのがこの「含むか含まないか問題」。特に数理的な話では、結構大きな問題だったりする。以下と未満の取り違えで、大きな意志の齟齬が生じてしまうからね。ぎりぎりセーフだと思っていたらアウト判定をされてしまい、大いにもめたとかさ。

「以下」と「未満」の違いはそれでもまだ分かりやすい。一対に覚えておいて、「未満」は「満たさず」の「満」が入っているので該当数そのものは含まない。その逆で「以下」は含む。双方ともよく使う言葉。でも「以上」の対ってなんだろう。「以」が入っているので「以上」は該当数字は含むってのは分かるけれど......。

正解は「超(える)」、あるいは「超過」。日本では「以下」「未満」と違い、「以上」はよく使われていても「超過」はあまり使われない。でも他の言葉との組み合わせでは意外に見聞きしているはず。例えば「債務超過」とか「重量超過」とかね。これらはイコールならばギリギリセーフになると考えると分かりやすい。「重量超過」なら、決められた重さと同じならギリギリセーフだけど、ちょっとでも超えるとアウトだよ、みたいな。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月30日 07:51に書いた記事です。

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