コミケでウワサの「偽造通貨」、今度はプルーフ貨幣が正体のもよう

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先日【コミケの注意事項、500円玉と「偽札と旧札」、そして......】でも挙げたように、コミケなどの即売会では普段お金のやり取りを頻繁にしたことが無い人がその機会を得るため、お金に係わるさまざまなトラブルやハプニングが生じることになる。今件もその一つ......というか、聞いた限りでは初めてのパターン。

見た目は通常の貨幣なんだけど、どうもツヤとかが微妙に異なる。外観がそっくりなだけに「精巧な模造品かな」と疑ってしまうのも仕方がない。

実はこれ、指摘の通りプルーフ貨幣のセットから取得したものであるのが濃厚(実物を直接手に取り見たわけではないので断定はできないけれど)。【造幣局の解説ページ「プルーフ貨幣とは」】にもある通り、結構前から製造している、収集用の特殊加工済みの貨幣。説明にいわく、

「プルーフ貨幣」は、貨幣をより美しくご覧いただくため、表面を鏡のように磨いたものです。流通している貨幣とデザインは同じで、市中で使用していただくこともできます。


その製造方法は、表面を磨きあげた極印(ハンコのやくめをする金型)を使用する他、模様を鮮明にするため、圧印を2回打ちするなど、特別丁寧に製造しています。



そう、今流行の言い回しを使うと「プレミアムな貨幣」というところ。


セットでの販売がほとんどなので、バラで、しかも一般の通貨として額面上の金額で取引するのはあまり無いケース。それだけに珍しく、偽造貨幣と思われても仕方がない。しかしよりによってコミケでこの類の貨幣が出て来るとはねえ。切羽詰って手持ちのセットをばらしたってのも考えにくいし、たまたま偶然なのかしら。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月31日 06:52に書いた記事です。

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