ちまたでよく見かけるようになった「公衆電話」の跡

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↑ 某駅ホーム内の公衆電話設置場所の跡
↑ 某駅ホーム内の公衆電話設置場所の跡


先日のカンファレンス出席のために地下鉄路線を乗り継いだ時に目に留まったこと。というか普段なら視界には入っているけれど気にも留めなかった情景ではあるんだけど、待ち時間の間にあちこち見渡していた際に気になったもの。

写真は公衆電話が置いてあった台。奥側は二段組みになっているけど、恐らく下の段には電話帳が配されていたのだろう。でも今やその姿は無く、台のみがたたずんでいる。コンセントや電話線の配線が無ければ、公衆電話が置いてあった場所とすら気が付かなかったかも。

ホームの改修工事がなされる機会があればこの台も撤去されるのだろうけど、それまではここにずっと置かれることになる。恐らくはあと数年も経てば、ここに何があったのか、知らない人が多数になるんだろうな。

屋外での電話行為のツールが公衆電話から携帯電話にシフトし、さらに通話からチャットやソーシャルメディアに移行するに連れて、こんな情景も今後ますます増えて来るんだろうと思うと、単なる台でしかないのは事実なんだけれど、遺跡を見ているようで興味深いものがある。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月 2日 06:05に書いた記事です。

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