「自動販売機は、コンビニとの戦いを、強いられてるんだよ!」的なお話

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先日のWBS(ワールドビジネスサテライト)では自動販売機の飲料に関するお話が語られていたとのことで、それに係わる興味深いやりとりがあったので覚え書き。消費税率の引上げと共に自販機の缶飲料の購入単価が引き上げられるけど、高値感が増して客が引いてしまい、お値打ち価格で対抗するというパターンはこれまでにも結構見られていた。ただ、今回の税率引き上げではその動きが加速しているらしい。

理由はいくつかある。小銭がウザイってのはプリペイドカードの導入や各種電子マネーの利用促進で対応出来ているし、スーパーやコンビニのプライベートブランドの普及も減退要因ではあるのだけれど......


コンビニのカウンターコーヒー。この影響ってかなり大きい。コンビニはいたるところにあり、ほぼ24時間営業。そしてそのコンビニに足を運べば、温かい(あるいは冷たい)出来たてのコーヒーが100円で購入できる。気が向けばちょいとしたお菓子でコーヒーをさらに楽しむことも可能。コンビニのコーヒーが売れれば売れるほど、コーヒー全体の需要もそれなりに増えてはいるんだろうけど、確実に缶コーヒー、特に自販機のコーヒーの需要って食われているんだよね。最初のツイートのレスにある通り、缶飲料の自販機で展開しているメーカーの決算は、結構アレでナニな状態で、明らかに自販機の勢いが減退している。

【自動販売機の現状をグラフ化してみる(2014年)(最新)】を見る限り、2013年まではそれなりにセールスは悪くない飲料自販機だけど、2014年は結構つらい状況なんじゃないかなあ。

ちなみにコーヒーはコンビニに食われたってのが分かるのだけど、炭酸や清涼飲料水はどうなんだろう。個人的な所感としては、やはりこちらもかなり売り上げは落ちているような気がする。ただこちらは、コンビニコーヒーのようにライバルにシェアを云々ってものでもなさそうだし、自販機以外、それこそコンビニやスーパーなどの炭酸飲料・清涼飲料も売り上げが思わしくないように見える。原因が分からないのだけどね......。健康志向系の飲料は伸びているので、飲食品全体へのトレンドが動いているのかもしれない。

まぁ今年の夏に限れば冷夏と気候の荒れ具合も結構大きな要因なんだろうけど。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月 3日 06:25に書いた記事です。

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