↑ 申告納税者数
本家サイトの記事【アルバイトの時給動向をグラフ化してみる 】から連なる形で、国税庁の公開データを基に色々と申告者の動向を精査している過程で見つけた、ちょいとばかり興味の沸いた動向。要は確定申告の際に利子所得や配当所得を申告した人の数の推移。源泉徴収された人では無いことに注意。
利子も配当も、通常の運用方法なら勝手に源泉徴収されているので、特に申告する必要は無い。ただし配当所得は証券会社の提示する選択肢として用意されている申告方法のチョイス次第では自分で申告する必要が出て来るし、源泉はされているけれど元々確定申告をする人で配当所得の源泉徴収された部分を取り戻すためにわざわざ申告した方が良い場合もある。
利子所得に関しても、普通の人なら精々年間で数十円、数百円のレベルではあるけれど、資財を山ほど持っていて利子だけで結構な実入りのある人には、申告をした方が良い場合もある。とはいえ、配当所得の申告者と比べるときわめて小数で、日本全国を合わせても1万人ちょっとに限られる。
利子所得申告者はともかく、配当所得申告者が増えているってことは、株式を有する人、配当がそれなりに手に入った人が増えているということでもある。配当が出る、あるいは増配ってのは多分に業績と連動するところがあり、その業績の良さは株価にも反映されるということを考えると、結果としての株価の上昇は、このような所にも数字となって表れるのだなあという実感があったりする。
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