選挙が終わるとちまたに流れるであろう「民主主義は死んだ」

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選挙はある程度「雰囲気」「流れ」的な予想が立てられるし、最近では様々な予想手法が講じられて多種多彩な選挙結果が報じられてはいるけれど、仮にどのような結果になったとしても、多分に言われるであろうのが、この言い回し「民主主義は死んだ」。地方選挙も合わせ以前からちらほら語られていたものではあるけれど、特に2009年秋の総選挙「より後」の各選挙後に語られるようになった。そして大よそ語っている方は、自称文化人や自称ジャーナリスト、自称有識者の方々。あるいは「意識の高い」人達。


指摘している・されている通り、かの言い回しで語られる「民主主義」とは、「不特定多数に公知しても怪訝な顔をされない「民主主義」の仮面を被った、自分達の想い通りになる仕組み、自分達が熱烈的に愛する対象」でしかなく、それが支持されなかったので「お前らバカじゃないの?」的な話に過ぎない。自分の思うがままにゲームを作って販売してみたらちっとも売れず、「このゲームが売れない、評価されないなんて、今のゲーム市場は腐っている」と非難するのと同じレベル。

それと共に、繰り返し「民主主義はうんちゃら」を繰り返していると、実は民主主義そのものなどどうでもよい、単に注目を集めさせ、不特定多数に振り向かせるための花火みたいなものとしか考えていないような感もある。ないがしろにしてるよなあ、という。

そんなこと繰り返してるから、言葉そのものが薄っぺらくなってしまうってことに、気が付かないのだろうか。いや、気が付かないのではなく、気が付けないからこそ、繰り返してしまうのだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月 9日 06:11に書いた記事です。

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