「欲しい」と思ったらすぐその場で買えて本を読めたりゲームが出来る、そんな時代が来るって昔はとんと思わなかったよね

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電子書籍が浸透を続け、ゲームはパッケージ販売と並列してダウンロード販売が主流となり、パッケージの生産が追い付かない状況下ではメーカーが自ら「ダウンロード販売をご利用ください」とお知らせするような時代。デジタルネイティブ世代にとってはそれが当たり前で、何がおかしい、不思議なんだろうと逆に首を傾げるかもしれないけれど、時代の過渡期にある人にとっては、このスピード感がぞくぞくするような心地よさを覚えるのかもしれない。

ちょっと前までは、情報を入手して「欲しいな」と思った本やゲームがボタンを数回押すだけで(しかも画面上のボタンだ!)すぐに手に入り、即時に楽しむことができる時代が来るだなんて、夢にも思わなかったに違いない。それこそ超未来の世界みたいな感じ。昔なら例えば......新聞で面白そうな本の新刊を目にして本屋に足を運び、在庫があればその場で買えるけれど、無い場合には注文をし、早くて数日、下手すると数週間経ってようやく手に入る。運が悪いと「在庫切れでした」なんて返答だけで終わってしまう。

欲しいと思った衝動がその場で体現化する。マーケティングの世界で色々な用語を使って、このあたりの話をしているようだけど、要は「衝動は時間が経てばたつほど醒めてしまうので、欲求衝動が起こってからいかに短時間で具体的行動を終わらせるか否かが勝負」ってのがある。その観点ではネットでの情報発信と購入ルートの整備、さらには商品提供ってのは、至極のパターンなのだろうな。

未来感がハンパない、という感想も、よく考えてみると、確かに納得がいくお話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月 9日 06:42に書いた記事です。

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