落し物が拾われて戻ってくる確率、海外ではどれほどなんだろう?

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「男にかばんを奪われた」と虚偽の110番通報をしたとして、警視庁戸塚署は軽犯罪法違反の疑いで、NHK報道局社会部の女性記者(28)を東京区検に書類送検した。同署によると、記者は「会社の携帯電話をなくしてしまったことを隠したかった」と容疑を認めている。

今件では会社の携帯電話をどのようなルートで無くしたかは書いていないけど、ふとしたはずみで置き忘れた、あるいは落とした可能性は多分にある。日本の場合、落し物として届けられる可能性は少なからずあるし、現金が入ったお財布などのようなものも、それなりに返ってくる話を見聞きする。

一方で先日から、日本の遺失物が手元に戻ってくる割合について、高いように喧伝されているけれど、これぐらいしかない、真実が語られていないというドヤ顔的な話が伝えられている。ただ海外と比べて、日本の返還率が低い場合、海外で話のネタに登るようなことってあまり無いはずなんだよなあ......という疑問もある。

海外で遺失物が戻ってくる確率って、どれ位なんだろう? 個人の体験などではなく、日本ならば警視庁の公開データのように、公的機関の発表値を探してみたのだけれど、結局見つからず。元々そんなデータ自身が作られていないのか、存在するけれど見つけられないだけなのか。もし知っている人が居たら、教えて下さるとありがたい。

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古いデータですが、警察庁のホームページに下記のような記述があります。
平成19年以降はpdfしか上がっておらず、ちょっと検索しにくいですね。
おそらく警察白書を漁れば見つかるかもしれませんが…。

『平成17年中に警察が取り扱った遺失届は約350万件、拾得届は約640万件であった。拾得届のあった金品のうち、通貨は約7割、物品は約3割が遺失者等に返還されている。
 物品ごとの返還率をみると、同年中に警視庁に届けられた拾得物のうち、携帯電話は77.6%、証明書類は64.7%が遺失者等に返還されているが、衣類は2.2%、傘類は0.3%しか返還されておらず』http://www.npa.go.jp/hakusyo/h18/honbun/hakusho/h18/html/i2260000.

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このページは、不破雷蔵が2014年12月 9日 06:54に書いた記事です。

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