麻生さんの演説は「何か切り取られて見出しだけ踊る」と思ってるからきっちり聞いているが今朝のはまた格段に酷い。あれはその前の「安心できる社会保障制度を次の世代に渡すためにも」という前置きがあるだろ。現実子供が少なくなっているからと続いてた。
— ladysmoker (@lady_smoker_) 2014, 12月 8
先日の【新聞やテレビの記者の役割ってなんだっけ?】の元ネタとなったのがこの一件。直接の指摘はどうしようかと迷っていたのだけど、他の方が色々とまとめてくれたので、状況整理も含めて覚え書き。
麻生財務相の発言について、毎日新聞が「子どもを産まない方が問題」と記事にしていますが、正しくは「子どもを産まないのが問題」です。
発言の書き起しすら満足にできない新聞屋のレベルを疑いますが、そもそも、この発言の何が問題なんでしょう? #seiji #mainichi
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
麻生氏発言①
「我々が今やるべきことは、安心安全のための公共工事をやらねばならん、失業対策をやらねばならん、まあいろんなことをやらねばならん。いずれも政府の支出ですから。それを財務省に認めてやってもらわねばならん。」 #seiji
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
麻生氏発言②
「財政再建の先に、まずは景気を回復させてから財政再建、というのが優先順位のつけ方であって、財政再建して景気が悪くなったら話になりませんよ。我々はきちっと両立させなければならん。まずは景気だ、ということでその通りやらせていただいた。」 #seiji
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
麻生氏発言③
「おかげで雇用は2年で150万人増え、株価は17500円まで回復し、経済指標は良いことになりました。ただ、我々が多くが引っかかったのは消費です。今年4月、消費税が上がって以降、横ばいになった。あと2%上げると消費が落ちる、デフレに逆戻りししかねない。」 #seiji
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
麻生氏発言④
「だから(増税を)1年半伸ばした。その代り平成29年4月には消費税2%を上げさせていただく。それまで間、きちっと景気を良くして「あと2%ぐらい払ってもええんじゃねぇか」といわれる様な景気回復を実感してもらう。それが次に与えられている我々の仕事です。」 #seiji
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
麻生氏発言⑤
「その消費税は基本的に福祉、若い子供達はやるべきことが今いっぱいありますので、そういうものに使わせていただきたい。そうしない限り少子高齢化になって昔みたいに働く人6人で高齢者1人の対応をしていたのが、今ドンドン子供を産まないから(対応できなくなる)。」 #seiji
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
麻生氏発言⑥
「高齢者が悪いというようなイメージをつくっている人が多いが、子どもを産まないのが問題なんだからね。長生きすることのが悪いこと、みたいなことを言ってもらっちゃ困りますよ。」 #seiji
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
麻生氏発言⑦
「子供が生まれないから、(働く人)3人で1人の高齢者(を支えている)、もうすぐ2人で1人で(支えること)になる。それは間違いなく税金は高くなるということですよ。それを避けるためにはみんなで少しずつ負担してもらう以外に方法ありません。」◆ここがポイント。 #seiji
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
麻生氏発言の要旨:
・少子高齢化で3人に1人高齢者を支える時代
・高齢者が問題ではなく、子供を産まないのが問題
・若い子供達にはやるべきことがいっぱいある
・しかしこのままでは(現役世代の)税金が間違いなく高くなる
・それを避けるためには皆で少しずつ負担してもらう #seiji
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
マスコミ様は「麻生がまた失言した」と誘導したいのだろうけど、少子高齢化の本質的な問題は「子供を産まない」事には違いないからね。
考えるに、不妊や経済苦で産めない人もいるだろうけど、「別に結婚して子供産まなくても良いじゃん」という、価値観の多様化も一因じゃないかな?
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
麻生財務相:
「私が言っているのは産みたくても産めないということだ。子どもが育つ段階で預ける所がないから結果的に産まないのが問題で、高齢者が長生きするのが問題というのは話をすり替えている」(岐阜県内の個人演説会にて)
http://t.co/pszLnZ4Xzv #seiji
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
続き)共同通信は『麻生氏が昨夜の発言を《釈明》した』と報道しているけど、昨日の発言の《補足》であって《釈明》ではない。
そもそも、演説会後に真意を質さなかった共同通信、更に発言を歪曲して報道した毎日新聞の方に釈明する義務があるんじゃないの? #seiji #衆院選 #マスコミ
— しまりすマネージャ (@simalis1) 2014, 12月 8
当方の本家サイトでも何度か取り上げているけれど、麻生氏の場合は特に「失言をする」というイメージが植えつけられて、しかもそのネタにされやすい傾向がある。実際にはその多分はコラージュ的な切り貼り・編集によるものであり、いわゆる印象操作的なところが多分にあることは、すでに何度となく記事で精査した通り。
中には「切り貼りされるような発言をするのが悪い」と苦言を語る人もいる。その意見もあながち間違いとは言い切れないけれど、少なくとも今件においてはその領域を超えている。「悪意を持って印象操作のための編集をした」あるいは「まともな編集能力を持つ記者が居ない」かのいずれか。前者ならば報道機関としては致命的な問題であるし、後者にしても現場で活躍してニュースを配信する立場にある人物ですらその程度のスキルしかないということでやはり問題。どちらにしてもアウト。
第一、今件のレベルで「編集されるような発言をするのが悪い」とする解釈が正しいとするのなら、何を話しても編集され、悪意をもって伝えられる可能性を有することになる。まさに情報の悪質なコントロール。「そんなことをするはずがない」とするのなら、どこまでがやらない、どこまでがやるというガイドラインはどこにあるのだろう? それは結局彼らが自在に決めてしまえることであり、結局「思うがままに情報を塗り替えられる」事に他ならない。そう、先日の朝日新聞の「吉田調書」問題とまったく同じ。
新聞の「麻生問題発言」報道には、恣意的な引用や強引な曲解、揚げ足取り、記者自身の日本語能力の欠如などがあることが、過去の事例から〝極めて多い〟ので、真面目に反応しないことにしてる。
— 菊池雅志 (@MasashiKikuchi) 2014, 12月 8
19分あたりから。これは、記者の日本語能力のほうが問題。それほど、新聞も野党も政権攻撃ネタに困ってるのだろう。それなら、週刊誌が手を拱いてる「百田問題」でもやりゃいいのにと思う。/ 麻生太郎氏「子供産まないのが問題」発言の真実 https://t.co/mR3AvRTB7F
— 菊池雅志 (@MasashiKikuchi) 2014, 12月 9
データが精査される時代に、そのような悪質な情報のコントロールを行い、それが暴露された時のリスクを、果たして今の報道は認識してるのだろうか。
コメントする