検索エンジンは便利なツール、でもそれを使いこなすにはコツと知識が必要

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先日さり気にこんな話をつぶやいた。内情としてはいくつかの方面から寄せられた質問として、「これこれこういう事案に関する情報が欲しい」というものがあったのだけど、その事案について具体的なキーワードが列挙されていたのみだった。え、それってそのキーワードをそのまま検索にかければいいだけではと思ったけれど、それでは自分の望みの答えが見つからなかったらしい。そこでキーワードを読み返してみると、「ああ、なるほど」と気が付くことがあった。

欲しい情報の関連性を把握していない、想像力に欠ける部分があり、応用が利かない。そして検索のコツ......というかノウハウ的なものを使っていない。ここまで発想が進んで、上のように「検索エンジンは便利なもので、検索したい内容を入力すると、近しい答えを示すサイトを表示してくれる」は知っていても「どのように検索エンジンを使いこなすか、直接的な機能に加えて、情報を探すという観点でのノウハウ」を知らない人が多いのではないかな、と思った次第。自動車はスピードが出る乗り物でガソリンを食う、そして安全運転をしないとリスキーなものだと知っていても、具体的な運転方法や、さまざまなドライビングテクニックを知らないという感じ。まるで子供が自動車を操縦しているような。


指摘されている通り、ツールを効率的に使うには、そのツールの機能をある程度以上把握した上で、そのツールを用いるために入力するデータそのものに関して、一定の知識や発想、応用力を持たねばならない。検索エンジンに「もしかして」機能はあるけれど、この数年は検索エンジンそのものの精度もかなり落ちているので、正しい情報を手に入れるには、それなりのノウハウと事前知識が必要になる。結局、ネットがあるから、検索エンジンを使えるから、勉強はしなくても良いってのは間違い。その便利なツールを賢く使うにも、勉強が必要なんだな。

目的地は知っていても、歩きでそこまで行くよりは、自転車や電車、バスを使った方が早いし確実。でも自転車や電車を知らなければ使えるはずも無く、知っていても乗り方を知らなければ利用できない。そんな感じかな。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月10日 06:50に書いた記事です。

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