守るのはエコではなくてエゴでした...環境保護団体が自己アピールのために環境破壊、そんなラノベ的な話は実在する

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 ペルーのリマで開かれている気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)に合わせ、環境保護団体グリーンピースが9日までに、世界遺産「ナスカの地上絵」の付近で、布で作った文字を並べて気候変動に関する巨大メッセージを伝えた。グリーンピースは8日、「変化の時 未来は再生可能」と、布でつくったメッセージを地上絵の近くに置き、COP20に参加する各国の指導者らに行動を呼び掛けた。

健康のためなら死んでも良い、という馬鹿げたように見えるけれど、自身の周辺のことばかりに目が行き、全体像を見渡すことが出来なくなると、結構やらかしてしまう類の間違い。それがグリーンピースによって行われたという話。「変化の時 未来は再生可能」を訴えかけたいからといって、その自己顕示欲のために環境破壊をして良いって法はない。「森を大切にしましょう」と木々にペイントするようなものだな。


「自分達のやってることは正しいハズ。だから何物も許されるべき」ってのは、突き詰めるとテロリストと発想の軸として何にも変わるところはない。シーシェパードと同じだと言われても、誰も反論は出来るはずはない(プレスリリースでは反論してるけどね)。

まぁ、なんだ。「私たちはこんなにも必死に訴えているんデスよ」的なことをやりたいだけなんだってあたりは......


この表現が適切なんだろうな。店舗シャッターへのスプレーによる落書き。しかも対象は世界的文化遺産。見方を変えて、これが許される、相応の処罰を受けないという事態になれば、今後似たようなことがあちこちで繰り返されるのは目に見えている。しかるべきレベルの、後続するアクションが成されないような、厳密なる対応を各方面には望みたいし、「やらかした」ことは十分以上に周知されるべきだよね。

......主張がどうであれ、これらの写真を見て、不快感を覚えない人はどれだけいるのか。そういうことだよね、結局は。現代アートと呼ばれるものの一部に対する拒絶感と近しいのかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月11日 07:15に書いた記事です。

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