@Fuwarin
①09年9月3日ロイター
インタビュー:現在は急激な円高ではない=藤井・民主最高顧問
http://t.co/xvVomY26Hg
②09年9月28日朝日新聞
円高、民主政権の姿勢で拍車 「容認」と市場受け止め
http://t.co/V57qZ0SUya
— へうげもん(破れ袋) (@heu_ge) 2014, 12月 11
@Fuwarin
③11年11月25日ロイター
円高是正に苦悩する政府・民主党、打開策見い出せず
http://t.co/kGkftzpKzh
— へうげもん(破れ袋) (@heu_ge) 2014, 12月 11
@Fuwarin ①のなかで、当時の藤井大臣が、一般論として日本は円高が良い、と言及してます。
②でヤバッと思ったのか多少舵を修正していますが、東日本大震災を経て11年11月の③では「円高アカンやん!」となっています。
— へうげもん(破れ袋) (@heu_ge) 2014, 12月 11
リーマンショックと前後して日本を襲った、過去に例を見ないほどの円高と、それを起因とする経済不況。この円高について、当時の政権政党が意図的に誘導したのではとの話があり、それの裏付けを求めて色々と検索したのだけど......どうも確かな記録が見つからない。
円高が超絶レベルで展開していたのは事実なので、そのような話が実際に行われていれば、あるいは成されていない場合でもその旨の公的、あるいは一次情報的なものがあるはずなんだけど、例の3年半は震災以前は特に、その類の情報が見つかりにくい、検索に出てきにくいってのが正直な感想。元々公的情報は半ば以上意図的に作られない、隠されていた感は強いし、いわゆる悪質系まとめサイトの暗躍が本格的になったのもこの時期からなので、ノイズ的な情報が多くて困ってしまう。意図的に編集された情報は、すでにソースとして使える情報では無く、単なるエンタメ的な読み物でしかない。
当時の政権政党が内需拡大による経済回復(リーマンショックで結構アレだったし)を狙うため、日銀の独自性を強めて金利を引き上げさせて市民の懐を豊かにするのと共に、円高を誘導して輸入品価格を押し下げて商品を購入しやすくして景況感を高める的な話はあった。だから元々の円高基調の中で、対応策を取らなければ加速度的に円高が進むけれど、それは望むべき方向なので、容認した......というのが大よその流れみたい。だから厳密には意図的に誘導したのではなく、都合がよいので円高基調を放任したという辺りが正解、かな。
大和証券のちょい前の資料。マネタリーベースはざっくり言うとお金の総量。為替はその総量の相対的な価値の変換レートだから、他国が増やして日本が増やさなければ、円高になるのは必然(PDF) http://t.co/HTDLguxvss pic.twitter.com/3lbl1jpKaE
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 12月 11
で、結果としては、独自性を高めた日銀がコントロール不能なまでに暴走を始めるし、円高は加速度的なものになって歯止めが効かなくなるし、景気は目も当てられない状態になった、と。第一、輸入品価格が安くなって購入品の数は増えたとしても、購入額は理屈的には変わらないのだし、景気が悪化して可処分所得が減ったり、雇用が失われたら何にもならない。
まぁ、これは以前にも言及したかもしれないけど、人口数百人の村を何とかコントロールできるスキルの村役場の人たちに、国全体の運営が出来るはずもなし、と。
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