色々な問題が露呈し、考えさせられる「地上絵への落書き」

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今回の国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)で気候変動に対する解決の糸口を見つけられなければ、このような貴重なナスカの地上絵も未来に残すことができなくなります。グリーンピースは、このナスカの地上絵はもちろん、自然エネルギーでまかなえる持続可能な未来を残したいと考えています。


この活動は、考古学者の監督のもと4カ月の準備を経て進められました。当日も考古学者が同行し、グリーンピースのスタッフは遺跡に跡を残さないよう、指導を受けながら慎重に行いました。今回の活動で、ナスカの地上絵には一切触れていません。



先日伝えた【守るのはエコではなくてエゴでした...環境保護団体が自己アピールのために環境破壊、そんなラノベ的な話は実在する】の件。上記の声明文の後に謝罪声明が成されたとか、それでもなお本部側と日本支局との間で翻訳文章やら姿勢やらの間に大きな違いがあり、少なくとも日本においてその辺の違いを確認しないと、色々とはぐらかされる感は強いな云々ってのはさておくとして。

ちょいと気になったのが、あれだけ大規模で精密な「落書き」を、どうやってやり遂げたのかな、という話。

いや、技術的には不可能ではない。ただ、考えてみればあれだけ巨大な文字を上空から見て整然ときれいに分かるように配するためには、思い付きや出来心では不可能。余程緻密で大規模な計画だったのだろうな......と思っていたら、声明文でも4か月前から云々ってのが確認できた。当然、多数の人が絡んで、それだけの期間が費やされていた。そしてその間、誰も「マズイ」と判断しなかった。あるいは判断した人がいたかもしれないけれど、それが意思決定につながることはなかった。

日本で例えれば、鳥取の砂丘とか金閣寺とか、京都の枯山水がある庭園、あるいは皇居内部に無断に入りこんで、「変化の時だ!将来は再生可能だ」と日本語以外で大きく書き連ねて、大々的に公知してドヤ顔したって感じ。百歩譲ってそれがAR的なものでなされたり、あるいはCG合成で行われたとしても、良い感じはしないし、大きな反発を招くであろうことは容易に想像がつく。それをリアルでやらかしたのだから......(話によるとペルーの別の史跡にも、似たようなことをした「実歴」があるらしい)。

少数の構成員による問題では無く、組織の中核にまで浸透した、根本的な問題が体現化した。今件の「落書き問題」はそのように判断することができる。まぁ、この辺りの構造って、最近とみに次から次へと報道上の問題を露呈している朝日新聞とか、小学館あたりと筋の上では同じ気がする。

余談になるけど朝日新聞については、


なんていう話もあるし、ね。ハフィントンポスト・ジャパンもまさにその類の「朝日汚染」が顕著になっているし。体質、本筋部分がダメだと、周囲にまで悪影響を及ぼすってわけだ。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月12日 07:27に書いた記事です。

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