レポートを「特許同様に先願制とする。つまり意図せずとも類似内容だった場合後に提出された方を減点する」と呪文を唱えたら、コピペが皆無となった上に〆切よりだいぶ早く集まった
— Masahiko Inami (@drinami) 2009, 12月 22
当方が学生時代もレポートの類や試験の筆記問題などは(持ち込みがOKな場合も多々あるので)、OBなどが持つ過去問を頼りにそのまま写したり、ほぼトレースする所業が多数行われていた。中には歴代の先輩たちが使いまわしする、伝説のレポートなんてのもあり、高値で取引されたってのも記憶にある。何度となくコピーされたせいで、文字が随分かすれていたり、ね。まぁ、問題を出す教授側も新しい問題の設定が面倒くさいのか、毎年同じものしか出さないのも一因なんだけど。
今ではインターネットが普及しているので大学生界隈では情報の共有ももっとスマートになってるんだろうけど、同時に教授側も色々と工夫をしたり、中にはコピーの論文をチェックするロジックを導入しているとの話も聞く。技術が進歩してもいたちごっこは続くわけだ。
で、今件では特殊な技術を使うことなく、スマートな方法でコピペを防止し、さらに締切をバリバリと守らせるという賢い手法のお話。要は事実上コピペがばれたら減点、しかも早い者勝ちという仕組みを特許と同じという形で導入した次第。横のつながりがあれば同じものを送らないように調整は出来るけど、それこそ学生全体が連携しないと抜け駆けされる可能性があるので調整など無理。自分が提出したものが、もし他の学生のと似ていたら、それがたとえオリジナルなものであっても減点されてしまう。これを防ぐためには、とにかく早く出すしかない。無論内容そのものも吟味されるので、早けりゃ何でも良いってわけでもない。
競争心理、さらにはゲーム理論的な要素も取り入れた、賢い切り口に違いない。
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