原油が安くなって採掘採算ラインが大きく下がったという事は可採年数も大きく下がるのかしら。
— らーし(ハスキー犬) (@ra_si) 2014, 12月 17
サウジとか採算取れてるんだろうかあれ(´・ω・`)
— 寒波到来により大人になった各務原 夕 (@nekoguruma) 2014, 12月 17
先日掲載したルーブル周りの話や、本家サイトの【レギュラーガソリン価格と灯油価格をグラフ化してみる】などにもある通り、現在OPECとアメリカのシェールガス勢派との間でし烈なガチンコ勝負が繰り広げられている関係で、原油価格がもりもり下がっている。日本では円安の関連もあり、先入れ先出し法の都合もあるけれど、それでもじわりとガソリンや灯油も下落をしはじめている。
で、気になる......というかおせっかいではあるのだけど、OPECなどの産油国って採算はとれているのだろうか、との疑問が沸いてくる。
"「減産見送りで原油相場を急落させ、シェールオイルなどの生産にブレーキを掛けてOPECの生産シェアを維持する方針」を選択した結果" 原油相場暴落、産油国はなぜ減産しないのか?(小菅努) - Y!ニュース http://t.co/VeZbcckXdb
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 12月 17
@nekoguruma つ 実は安い上流コスト 1 バレル30 ドルの油価でも問題なし?!(JOGMEC、PDF) http://t.co/xw6PrIDFSx
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 12月 17
で、色々と調べたところ、現時点のレートなら大よそ損はしていないらしい。無論国や場所によって分岐点となる価格は異なるので一概には言えないけれど、単純な採掘コストとしては十分やって行けるようだ。無論これに各種保険料やら輸送費やら採掘をはじめるための初期投資やら技術開発費用、新油田の探索費など多様なコストまで加えたら怪しいところだけど。一方、技術進歩は常に進んでいるので、販間費やら探索費などは漸減する傾向にあるんだそうな。
むしろ現状は、いくぶん損をしたとしても、中長期的なシェア減少で生じ得る売り上げの減退リスクを考えると、むしろ今の時点で攻勢をかけた方が得になるとのそろばん勘定が出たので、チキンレースの真っ最中との話。そしてとばっちりを受けているのがロシア。
シェールガスの採掘費用が高めにつくのが今件の一つのポイントだけど、よもやシェールガスの実用化で、こんな状況になるとはねえ。まさに国際情勢は複雑怪奇、というところなのかしら。
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