【悲報】
松岡修造氏が海外にいる間、本当に日本の気温が下がるかどうかを調べてみたら、
本 当 に 下 が っ て た pic.twitter.com/XQbvjs0zER
— もるねこヽ('ω'*)☆@契丹族 (@KAZ343434) 2014, 12月 16
ある意味、日本でもっとも熱い男、松岡修造氏。オリンピックの時には特に話題に登ったけど、その熱量を受け、彼が日本から離れていると、日本の気温が下がるという、オモシロ話が広まっている。で、先日それを「データで裏付けが取れた」とするグラフが展開され、大いに注目を集めることになったわけ、だけど......
「松岡修造氏が海外にいる間、本当に日本の気温が下がるかどうかを調べてみたら、 本 当 に 下 が っ て た」っていう3万RT超えのグラフ画像、ただ鵜呑みにするんじゃなくて、実際に気象庁のデータベースで平年気温との差を調べてみた方がいいですよ。「確かにその通り」になってるから...。
— 友吉@ヮ<)ノ2日目東「A-62b」 (@tomokity) 2014, 12月 17
種明かしすると、「松岡修造氏が海外にいるのに日本が平年より暑い日」も当然あるのにその期間をあえて「見てみぬフリ」して「取り上げない」ことで、まるで「松岡修造氏が海外にいると日本は平年より寒くなる」という印象を与えてるだけなんですけどね。(元も子もない)
— 友吉@ヮ<)ノ2日目東「A-62b」 (@tomokity) 2014, 12月 17
説明の通り、合致した部分のみを抽出し、ズバリ正解しましたという事例が挙げられているだけでした、という話。まぁ競馬や競輪などの情報商材、あるいは投資評論家などで「的中しました」云々との的中事案だけがずらりと並び、それまでに外してきた件が取り上げられていない、というのと同じ。
これも一種の統計の誤用によるもので、ちょうど同じタイミングで
というわけで、ブログに『ダメな統計学』という文章を載せました。現在の科学研究において統計が誤用されていることが非常に多く、それがために科学研究の信頼性が揺らいでいることが、様々な例とともに記されています。全13章。目次はこちら→ http://t.co/onvUd0uUEl
— Fumiaki Nishihara (@f_nisihara) 2014, 12月 16
なるものが掲載されていたので、合わせてチェックしておきたいところ。ちょっとボリュームがあるので、時間がある時にまとめて一気に読み進めたい。
一方で松岡修造氏に関しては、こんな説もある。
「相関関係と因果関係の誤謬」は常に意識せねばならない。松岡修造がいないと気温が下がるというデータから「松岡修造が気温を上げている」と即決するのではなく、「松岡修造が気温の低下を予測して日本を出て行く」という可能性も考慮する必要がある。「修造渡り鳥仮説」と呼ぼう
— イスカリオテの湯葉 (@yubais) 2014, 12月 17
こんな感じの考え方も面白くていいやね。......あー、色々とマジレスのレスがついているようだけど、ちょっとお野暮な気がする。
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