米国・キューバと石油安
原油価格急落の逆オイルショック
→ ベネズエラ経済に打撃、同国国債のデフォルト危機
→ キューバを経済的に支援してきたベネズエラ(、ロシア)が原油安で困難に
→ キューバ不安定化を嫌う米国が支援
という流れらしい
— Umekichi (@Umekichi76) 2014, 12月 17
OPECとアメリカのシェールガスとの間で原油価格下落のガチンコ勝負をしていたら、原油を売って外貨を稼いでいるロシアが頭を抱えているという状況は、すでに何度かお伝えした通り。原油価格の下落でバツを食らう資源輸出国は他にもあるようで(特に新興国)、それらの国の株価が下落うんぬんという話もある。
で、先日電撃的に行われたアメリカとキューバの関係改善の話。レームダックモードに突入したオバマ大統領のポイント稼ぎとの分析もあり、その要素もいくぶんはあるんだろうけど、上のような説明がなされるとなるほど感を覚えさせられるのと共に、玉突き事故的な状況だなあと思わせる。
ベネズエラからのキューバ援助と投資の総額はキューバの年間経済生産の約22%を占めている、とピッツバーグ大学のカルメロ・メッサ・ラゴ名誉教授は言う。
「キューバズエラ」の将来―対キューバ関係、チャベス死後はどうなるか http://t.co/OLonl7v0vN
— Umekichi (@Umekichi76) 2014, 12月 17
@ussausa もともと冷戦のピークであったキューバ危機をきっかけに米国がキューバに経済封鎖をしていた事を考えると、ロシアは面白くないはずで、「ウクライナの仇をキューバでとる」みたいな話かもしれません。ロシアも原油安・ルーブル安でそれどころではないでしょうが。
— Umekichi (@Umekichi76) 2014, 12月 17
ウクライナ情勢も日本での報道は一時期と比べれば大人しくなってはいるけれど、逆に突発的な事象が発生するリスクは高まっているような気がする。原油安でEUの経済制裁とも合わせ、ロシアが切羽詰っているのは事実だから。
しかしよもやキューバにまで影響が生じるようになるとは、ねえ......。ホント、経済で世界はつながっているんだな、と再認識させられる話ではある。
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