「まとめサイトは権利を侵害してるかもしれないけど、あれだけ速報性と網羅性が高いサイトを作るのは努力が必要で偉いし、便利なものは便利」みたいなことをいう人がたまにいるけど、んなもん、「麻薬は違法だけど売る人は努力してるし、キメると気持ちいいんだよね」とかいうようなもんよね......。
— 前Q(前田久) (@maeQ) 2014, 12月 17
>>公式RT http://t.co/WNclLOchKh pic.twitter.com/xc1UCM6gKy
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 12月 18
キュレーションとか編集とか引用とかいうレベルの、あるいは許諾されている素材を前提として、さらに発信元への恩恵も考慮されているタイプの、本当の意味でのまとめサイトとは別の意味で。許諾されていない様式によるもの、大本の書き手の便益をないがしろにするもの、ぶっちゃけ盗用によるものを、当方は通常の、あるべき姿のまとめサイトとは区別する形で「悪質系まとめサイト」と呼んでいる。ネイバーまとめで構成されるものの類は大よそこれに該当するし、まとめサイトでも汎用系ネタを取り扱うものの多くは当てはまる。これらは概して検索結果のノイズにも成るのでタチが悪い(精査出来ない検索エンジン側の技術低下も問題なのだけれど)。
その類の話をすると、必ず指摘のような反論がある。●×かもしれないけれど、速報性もある、網羅もされている、創り手も努力している、便利なものは便利。ただそれって、指摘の通りの言い訳でしかない。言い換えれば「俺様に便益があるのだから、それ以外はしったこっちゃない」というワガママ理論。
案の定、該当ツイートにもその類の反論が多数確認されている。具体的な引用は該当ツイート者にとってはネガティブとなるかもしれないで控えておくけれど、「例えた事案も含めて合法化されるべき。自明すぎるので説明は不要キリッ」とか「著作物でもないし権利ってほどでもなく、保護する必要もないのでは」とか。まぁ、個人での考えを持つのは自由ではあるのだけど。それを第三者にまで適用されるのはねえ......。
以前から何度か触れているけれど、まずは検索エンジンの上で、この類のサイトを「存在しないもの」として検索結果から除外するあたりからスタートしないと、物事は進まないのだろうな。「悪に染まるな」どころか「悪を率先してます」ではお話になりませんぜ。
コメントする