麻生さんが数年前に講演で言ってたんだが、家を買うと大抵の人は家具やら家電やら一式新調するので、その経済的波及効果は膨大な業種に及ぶのだそうな。なので、住宅関係を優遇するのは景気対策には一番手っ取り早いのだそうで。 http://t.co/Ml2X3BKZmz
— 眠る羊 (@sleep_sheep2010) 2014, 12月 20
これは指摘されてハッとなったお話。住宅は確かに単価が高いから、動けば多分な金銭が動くことになるけれど、それ以外に付属する周辺設備だけでなく、内包される家具などの買い替えの後押しのきっかけにもなる。【エコポイント、5兆円の経済波及効果・32万人の雇用創出】や【風が吹けば桶屋が儲かる的な「経済波及効果」】などでも解説した波及効果というやつだ。そういや【冷蔵庫の買い替え年数をグラフ化してみる】など消費動向調査における家電周りの買い替え年数に関する解説でも、引越しが大きな買い替えトリガーになるという解説を自分でしてたんだっけ。「せっかくだから」という、コンビニにおけるついで買いみたいなものかな。
@reiyuki8 今は、職人不足や資材の高騰などの問題が起きてますから、なかなか思惑通りにはいかない部分もあるでしょうね...。
— 眠る羊 (@sleep_sheep2010) 2014, 12月 20
@reiyuki8 特に景気の悪い時は、そういう条件の悪い仕事も受けざるを得ないケースもありますが、今は景気が回復傾向で仕事が増えている分、そういう条件の厳しい仕事は受けてくれる所がなくなっていますね。そういう意味では、景気の回復というのは本当に重要だと思います。
— 眠る羊 (@sleep_sheep2010) 2014, 12月 20
まぁ、指摘の通り思惑通りに何もかもが上手く行くとは限らない。人材不足もあるし、消費税絡みの消費性向減退もある。とはいえ、多くの機会で「絶対買う」「買わない」との合間にある、グレーな状態の心境は存在しているわけで、その中途半端な状況において後押しをする機会というのは、いくらあっても良い。無論アメリカのサブプライムローンの件のような、無茶な買わせ方をさせるというのは論外だけど。
その点では非課税で対応ってのは、悪くない話ではあるんだけどね。ローンを組ませるとかいう話ではないんだし。住宅在庫は幾分余り気味の傾向があるから、それにシフトするってスタイルならば、人材不足うんぬんもある程度クリアできるし、ね。
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