住宅新設の支援は多方面への波及効果が期待できる

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これは指摘されてハッとなったお話。住宅は確かに単価が高いから、動けば多分な金銭が動くことになるけれど、それ以外に付属する周辺設備だけでなく、内包される家具などの買い替えの後押しのきっかけにもなる。【エコポイント、5兆円の経済波及効果・32万人の雇用創出】【風が吹けば桶屋が儲かる的な「経済波及効果」】などでも解説した波及効果というやつだ。そういや【冷蔵庫の買い替え年数をグラフ化してみる】など消費動向調査における家電周りの買い替え年数に関する解説でも、引越しが大きな買い替えトリガーになるという解説を自分でしてたんだっけ。「せっかくだから」という、コンビニにおけるついで買いみたいなものかな。


まぁ、指摘の通り思惑通りに何もかもが上手く行くとは限らない。人材不足もあるし、消費税絡みの消費性向減退もある。とはいえ、多くの機会で「絶対買う」「買わない」との合間にある、グレーな状態の心境は存在しているわけで、その中途半端な状況において後押しをする機会というのは、いくらあっても良い。無論アメリカのサブプライムローンの件のような、無茶な買わせ方をさせるというのは論外だけど。

その点では非課税で対応ってのは、悪くない話ではあるんだけどね。ローンを組ませるとかいう話ではないんだし。住宅在庫は幾分余り気味の傾向があるから、それにシフトするってスタイルならば、人材不足うんぬんもある程度クリアできるし、ね。

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このページは、不破雷蔵が2014年12月21日 07:43に書いた記事です。

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