STAP細胞の小保方を擁護する、「ガリレオだって間違いだとされた」を聞くたび、私はガードナーによる疑似科学者の特徴を思い起こす。「彼は自分を、異端のかどで不当に迫害されたジョルダノ・ブルーノ、ガリレオ、コペルニクス、パスツールその他の異人になぞらえる」(『奇妙な論理Ⅰ』)。
— みなみ まなぶ (@mcnang) 2014, 12月 19
んで調べた。結果、全種類そろった。
ブルーノ:https://t.co/OUrWhl6F8f
ガリレオ:https://t.co/Kvsq2EmwI1
コペルニクス:https://t.co/5GLLkygFva
パスツール:https://t.co/sQUsVgn0D1
— みなみ まなぶ (@mcnang) 2014, 12月 19
ガードナーによる疑似科学者の特徴は、ざっくりまとめると、
①自分を天才だと思う
②敵を(他の学者を)まぬけだと思う
③不当に迫害されていると思う
④有名な理論を攻撃する
⑤自分でつくりだした特殊な用語を使う
です。トンデモさんを見分ける際にご活用ください。
— みなみ まなぶ (@mcnang) 2014, 12月 20
先日のなんちゃら細胞周りの話がひと段落ついて(、いやむしろこれからのような感もあるのだけど)、それに合わせてのお話。今件はガートナー氏による疑似科学者、つまり本来あるべき姿の科学者ではなく、科学を語っているかのようなふるまいをする自称科学者的な人たちの特徴を語っている。まぁ、多分にトンデモ系と呼ばれるもの。これって科学者に限らず、結構あちこちに当てはまることではある。意識の高い人たち系とか、自称ジャーナリストとか自称文化人とか以下略。
マーティン・ガードナー http://t.co/4IcOwS4lFp "アメリカ合衆国の数学者、著述家、アマチュア手品師。科学的懐疑論者であり、疑似科学・超常現象批判でも知られている" pic.twitter.com/uprTFKvQKT
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 12月 20
奇妙な論理―だまされやすさの研究 http://t.co/cxWpNREbei http://t.co/Z4CkG2q1vP pic.twitter.com/bGfwasrcEY
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 12月 20
で、ガートナーって誰だっけとかいう話とか、今件の疑似科学者周りの話は、日本でも関連本が出ているので覚え書き。見方を変えれば昔から、この類の話はあったということだ。
また上記ツイートのレスポンスでも指摘されているけれど、誇大妄想癖とも類似しているところもある一方、普通の科学者における新論提唱でも当てはまる場合がある。
.@miyatadaraosu ガードナー自身も線引き問題の困難さには触れています。また、科学者コミュニティが未発達だったルネサンス期(例えばガリレオ)では不当な孤立は珍しくなかったが、現代ではきちんとした理論が不当に孤立することはまずないと指摘しています。@jun_makino
— みなみ まなぶ (@mcnang) 2014, 12月 20
.@pampi07631277 @miyatadaraosu また、ツイートでは当然内容を捨象しています(たとえば⑤では、多くの場合、その新語はネオロギズムであるとガードナーは述べています)。ガードナーの『奇妙な論理Ⅰ』で全文をお読みになると、また印象も変わるかもしれません。
— みなみ まなぶ (@mcnang) 2014, 12月 20
......ということでもあるし、「奇妙な論理」は目を通しておいた方がよいのかもしれないなあ、と思わされる一件ではある。実経験則から大体納得はいくんだけどね、5つの特徴の話は。
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