スイスフランの大暴騰とFXの大被害のステキ解説

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先日【スイスフランの対ユーロ暴騰でガッツリ儲けたところ、大損ぶっこいたところ......】などでも触れたスイス中央銀行の突然な政策転換によるスイスフランの対ユーロ大暴騰。金融庁でも1月16日付で【アルパリジャパン株式会社に対する行政処分について】という行政処分を出しているけれど、当初の予想通り週末から来週頭あたりから、本格的に影響が体現化してくる雰囲気がある。さすがにリーマンショック的なものまでには至らないだろうけど、それにしてもちょいときな臭いな、欧州は......

ということで、このFX周りについてちょいとした解説があったので覚え書きも兼ねて。日本国内でも一時期は100倍とかもあったんだけれど、色々とトラブルが生じたこともあり、25倍までに制限されてしまったんだよね。でも海外ではその規制が無いので、何でもあり。


EUR/CHFってのはユーロとスイスフランの為替レートのこと。FXは儲けられる可能性があり、そのまたごく一部では大金をつかめる可能性もあるけれど、その分大損ぶっこく可能性もある。そして一般の投資家は多分にして、後者の可能性の方が高い。何しろ「マラソンに参加すれば優勝する可能性はあるけれど、一般参加者はまず入賞すら出来ない」「特定の人たちは20キロぐらいのアドバンテージを与えられているので実質的に歩行距離は半分程度」なんてものだからね、例えるなら。

自動ロスカットを使いこなせば......という意見もあるだろうけれど、「相場の状況などにより執行される価格がロスカット水準から大きくかい離することがあり」なんていう記述はどこのFX業者でも注意事項として書かれている(要は各業者のロスカット判定が、相場の急変に追い付かないということ。概念的には「10円位が相場だけど50円になったらロスカット」と指定していたのに、「10円の取引の次の瞬間が100円になった」という状況が発生し、100円でロスカットが執行されてしまうようなもの)。今件のスイスフランでも恐らくそんな状況に至った人が多分にいるんだろうな。

しかし、


まさにその通りで、日経辺りがやるべき課題ではあるんだけどね......。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月18日 06:51に書いた記事です。

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