「税」という 言葉が消費を 抑え込む

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他の主旨に絡める形で以前【消費税の外税と内税、その長所短所でちょいと考えるところが】でも触れているのだけど、そして海外の年末セールでにぎわう店舗の商品名や価格のプレートの数々を見て改めて思ったのだけど、日本における商品価格の値札表示、あるいは商品そのものに書かれている値段の部分に「税込」「内税」「税別」なんていう形で「税」という言葉が入っているのって、どうなんだろう。

内税とか外税とかの話に関しては、会計上の問題とか、小売りの手間などもあり、一概にはルールの強硬は難しい。また、あらゆる場で消費税の額面を表示させて確認させることにより、税への意識を高めるという意見もある。黙って取得されるようだと気分が悪いとの話もある。

でも買い物をするたびに税の意識が刷り込まれると、同時に消費そのものを抑えるマイナス要因、思いっきり消費にブレーキをかける呪文みたいなものになってるんじゃないかなという気がする。んー、例えるなら、あらゆる食品に大きくカロリー表記をして、同時に概算プラス体重を表示するように義務付けたら、中長期的には食も細ってしまいそうな気がする。自分の食べた内容をこまごまとノートにつけて再認識させることによるダイエット方式が流行ったけど、そんな感じ。

まぁ一番良いのは、そんなことを気にしなくても良いように、消費税そのものを廃止して、他の類似徴税方法に切り替えるってことなんだけどね。これも先の「消費税の外税と内税、その長所短所で」にて触れた通り。

一部では消費税に関連する形で軽減税率云々って話も出ている。これも今件の内容と絡めて考えると、さらに消費税に関するチェックが大きくなるので、「軽減税率適用品に対するお得感的な消費の後押し」より「軽減税率適用品であるか否かをチェックする際の『税への意識』がさらに高まって、さらなる消費の足かせ」の方が、影響は大きい気がする。無論、対象商品の適用問題とか、事務手続きの煩雑さに伴うリソースの浪費も合わせ、百害あって一利程度しかなし、という感じはするんだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月 3日 07:47に書いた記事です。

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