いい加減さぁ、数万円を払わせているのに気が引けているのかもしれないけど、これだけメディアの容量がでかくなってるのに、いまだにBOXで無闇にディスク枚数を水増ししようとするのやめない?僕ら別に、棚に飾って客に自慢するためにBD-BOX買ってるわけじゃないの。部屋は狭いの。
— 近藤博次 (@kondohi) 2015, 1月 4
昨今では新作アニメの多くはブルーレイディスク(BD)やDVDで別途販売されることを前提に展開している、ビジネス的な算術をしているようで、以前とは色々と異なるしきたり的なものが普及浸透しつつある。今件指摘されている「作品を多数枚のディスクで提供する」ってのもその一つで、大体1巻につき2話から3話ずつ収録し、半年から一年位かけてゆっくりと販売していくことになる。で、結局全部そろえるまでには結構な体積を占有する。BOXとしてまとめて発売されることもあるけど、それも結局は単刊分のをまとめたものだから、体積が圧縮されたわけじゃない。
アニメ好きな人にとっては、今件の指摘のように「場所がいくらあっても足りないよ」的な絶叫をあげる人も少なくないだろう。紙媒体の雑誌のように物理的に仕方がないってわけでもないんだし......。
まぁ、色々と事情はあるし、配慮もあるんだろう。デアゴスティーニの週刊ナントカのように、まとめていちどきに購入するようなものでは単価が高すぎて尻込みしてしまうので少しずつ、期間をあけて購入できるようにする(要は分割支払いのようなもの)、指摘の通り容量に制限があり分割販売せざるを得なかったDVD時代の様式を踏襲している、「この話だけ欲しい」という人の需要に応える、色々な特典を逐次つけることで付加価値を増す、さらに最近では「本放送版から手直しをする期間を設けるため」という理由も多分にある......と考えざるを得ない作品も少なくない。
一方で場所をスマートに使いたいとの需要もあるのには違いない。最初から「全話収録イージー版を『各巻発売後に』発売します」的な確約をした上で各巻を展開するってのも、一つの方策だと思うのだけどな......ああ、それだとBOX版が売れなくなるか。市場原理とはいえ、ユーザーの方を向いていない一例ではあるなあ。
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