これぞ本物のゲシュタルト崩壊、いやマジで

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例えば同じような構造を有するものがずらりと並んでいるところをじーっと見続けていると、そのもの自身の存在を疑ってしまうような状況(意味飽和とも言うらしい)的な現象。そのような特定・特異環境を創らなくても、何らかのきっかけで視聴覚の対象を全体的なまとまりとしてではなく、個々のものとして認識してしまう事をゲシュタルト崩壊と呼んでいる。例えばショートケーキが目の前にあっても、それをショートケーキとして認識せず、クリームやいちご、スポンジ、お皿、フォークとしての認識をしてしまい、ショートケーキを把握出来なくなってしまう状況。文章をじっと見てると文意では無く、一つ一つの文字そのものとして捉えてしまうような物。脳内の補完機能のトラブル的な感がある。

で、そのゲシュタルト崩壊をタルトで表現したのがこの作品。真面目に解説しておいて、ネタ対象はこれかい、というツッコミはナシ。

要は「ゲシュ」とかたどったタルトを食べていくうちに形が崩れてしまい、崩壊してしまう。だからゲシュタルトの崩壊でゲシュタルト崩壊。ああ、以前記事にした「メンチ切る」と同じ発想だ。

まぁ、元々ゲシュの形をしたタルトが崩されることにより、それぞれのパーツとしての認識がなされ、元々の「ゲシュタルト」として観れなくなってしまうという点では、ゲシュタルト崩壊の概念を理解する上では役に立つ......のかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月 6日 08:03に書いた記事です。

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