すべてのロシアの人が同じような行動パターンを取るというわけではないのだけれど、いかにもロシアらしいなあ、という一連の救出劇。事件そのものはどこにでもありがちな、木の上に登ったけれど高くて降りられない状態となった猫を、周囲の住民がどうにかして助け出したい、でもどうしようもないという状況。そこに現れたのは凛々しい一人のロシア兵(!?)。
まずは水の入ったペットボトルをおもりにして、そこにロープをくくりつけ、木に向けて放り投げようとする。木に上手くロープがかかれば、それを通して猫が渡り歩いてくるだろう、あるいはそのロープで枝を引き寄せる、または木を揺さぶって猫を落として下でキャッチという発想......なんだけど上手く行かない。しかも下で待機している住民からは「あぶねーから投げんな」とツッコミされる始末。
仕方がないのでおもりを軽い缶に代えて再チャレンジ。今度は上手くロープがかかる。しかし猫は渡り歩いてこないしゆさぶっても落ちてこない。
そこで最後の手段として、手斧を持ちだし、木そのものを切り落とすことに。見事に木は切り落とされ、倒れた拍子に猫は無事に地面に降りて、救出劇は成功裏に終わる。
......のだけど。倒れた木は電線にひっかかってしまい、後始末がエライ大変なことになりそう。でも木を倒した兵士は非常に満足げ。インタビューに「いやーやったねぇ。家に帰って寝たいよ」とにこやかに答えるのであった。
いいのか、それ。
コメントする