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「飲酒運転で銃殺刑」はいつ始まったデマか - 今日も得る物なしZ
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— 38 (@jizou) 2015, 1月 7
先日の【「NASA発表、1月5日に無重力」というガセ話、後日談】などでも触れた、「NASA発表、1月5日に5分間だけ地球の重力がゼロになる」というガセ話では「NASA」という権威が悪用されてニセ情報の広まりが推し進められることになった。ほぼ同時期に広まったデマ、ガセがいくつか見受けられるのだけど、そのうちの一つがこれ。飲酒運転に対する刑罰の違いについて触れたもので、幾つかの国では銃殺刑なる刑罰が与えられるので、日本はまだ優しいよねえ、的なもの。その眉唾的な内容に首を傾げる人も多かったのだろうけど、エルサルバドルやブルガリアのことをよく知っている人もそれほどいるわけでは無く、ぱっと見のインパクトで公知してしまう人も多数いた。
で、この人はその内容が正しいのか否かをとことん追求し、結果として前世紀から出回っているガセネタで、しかもそのネタが議員を介して権威づけられたという実情を突き詰め、その過程が詳しく書かれている。この類の話って結構精査過程で行き詰って時間と労苦が無駄になったり、ちゃんと結果を導き出してそれなりの結論を得ることが出来ても周囲からは見向きもされず(&ガセ内容の方が広範囲に広がり続けて事実のように語られるばかりで)めげることが多いんだよね。文章量でも結構なものになっているけど、それに費やした時間と苦労がどれほどのものか、当方はそれなりに理解できるつもり。
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