【調査結果】オレオレ詐欺で犯人がなりすました親族は、長男49%、次男27%、孫11%、三男以降の息子3%、その他10%でした。女性の親族になりすました事件は、ほとんどありません。調査結果全文(PDF)⇒ http://t.co/HAictLU08Q
— 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi) 2015, 1月 8
↑ なりすまされた者(犯人がなりすました息子たち)の実態
【「母さん助けて詐欺」の名称は適切か否か、データを確認してみる】などでも記事にしている通り、警視庁管轄、つまり東京都ではオレオレ詐欺のことを「母さん助けて詐欺」と呼ぶようにしていたような......という野暮な話はともかくとして。警視庁のアカウントが先日つぶやいた話と、そのURLによるオレオレ詐欺の被害者からの聴取データ。調査自身が2012年によるもので、対象が高齢者に限定されているので、多分に限られた条件下におけるものだけど、興味深い話ではある。
「孫」の部分に女性がいる可能性はあるけれど、それを合わせても全体比では最高でも2割ほどしか女性に成りすましていない。残りは属性こそ違えどすべて男性。まぁよく考えてみれば、「わたしわたし」というよりは「おれおれ」とした方が短い時間で相手に意志を伝えられるので、その分判断させる時間を与えないことになるから、男性に化けた方がやりやすいってのもあるのだろう。また寿命を考えれば電話先に出た高齢者が女性である可能性は高く、そして女の子や孫よりも男の子・孫の方が心配になるというパターンも理解できる(女性の方が金銭的にしっかりしているとのイメージを持っているんだろうな。そして多分にそれは間違ってない)。
第一あれか。成りすます対象が女性の方が多かったら、今頃「オレオレ詐欺」ではなく「わたしわたし詐欺」と呼ばれているようになるか。
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