有名な『歯が混じっていた』苦情といえば、カステラに歯が混じっていたという訴えがあります。さて、この歯を見たとき、保健所はまず何を聞くと思いますか?
— たいちょう(尾?骨が乾燥) (@8taicyo) 2015, 1月 7
答えは、『この歯はカステラのどのあたりから出てきたか』です。歯、比重が重いですね。カステラは焼いてから歯を埋めるのは難しいですよね。ということは、焼く前に混入したということですね。つまり、カステラの生地に、作成途中で歯が混じったとしたら、カステラの端のほうから出てこないとおかしい
— たいちょう(尾?骨が乾燥) (@8taicyo) 2015, 1月 7
マクドナルドの混入騒動に関しては、昨年末に例の湯戻し焼きそばの事案があったことも影響しているのだろうけど、次から次へと過去の話が掘り返されて報道されている状況を見て、首を傾げる人も増えている。詳しい話は先日記述した通りで(【マクドナルドの異物混入問題報道、ちょっと見方を変えてみる】)、世間一般が大いに騒ぎだしたら手仕舞いという市場の習わし的な雰囲気も見えてきた。がん調査を厳密に行うようになったら、がんと診断される人が増えてきた、そんな感じの香りが(無論、異物混入そのものを良しとするわけではない)。
で、その事案の一つに「マックフライポテトに歯が」というものがある。具体的にあのポテトの中にどうやって歯が混入しうるんだろうかと首を傾げる人も多かったはずで、それに絡んで......ということは明記をしていないけれど、関連しそうな話として、こんなエピソードが語られていた。
実際、カステラの生地が焼き上がる前にどの程度の粘度を有しているのかは企業によりけりなので、生地原料の成分・粘度や、混入された場合のタイミング次第では「焼き上がった時に中位、さらには上の部分」で混入した形で商品として出来上がる可能性もある。もっとも加熱中はオーブンの中に入っているので、そんな最中に異物が混入することは、機械のかけらならともかく、歯が......というのは想定しにくい。
今件は色々と煽った上でのショッキングな形で報じられている面が強くて、かえって醒めた視点で見てしまう感が強い。特に今件の「ポテトに歯」というのは、ねえ......。当方も先日、食事中に銀歯が突然ぽろりととれるという体験をしただけに、色々と考えてしまうものがある次第。店舗での調理担当者の歯が取れたというのなら、申請があった時点で該当スタッフに問い合わせをして確認しているはずなんだけど。
何事にも騒がれ始めたら、一歩引いて客観的な視点で見ることが必要かな、と再確認させられたお話ではある。現在進行形なので、またさらに色々と話が出てくるのだろうけどね。
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