クルマばなれって云いよるけど
憧れじゃないものなんか欲しくならんし、使い途も浮かばんしホンの少しでも維持費かかるし、ただでくれてもいらないし。って云う感じ。
わっちもクルマ好きじゃがダンプカー貰っても困るしの。
— ご注文はベルガモットですか? (@bergamotflavor) 2015, 1月 9
先日の本家サイトの記事【新成人の7割が「経済的余裕が無くて車を所有できない」とする現状】など新成人のカーライフに関する記事を展開する中で、その内容に対するリプライなども合わせて、色々と語られているのを見聞きして、なるほど感を覚えるものや、考え方を補完する話がいくつか見受けられたので、ちょいと絡めて記事本編を肉付けする形として。
初期投資なりランニングコストなりの対価が必要なものは、それなりの価値があるからこそ、見出しているからこそお金を支払うわけで。その見出せる価値が無ければ支払い得る対価レートは下がる。そのレートが下がれば下がるほど、実売価格との差が出て、「それじゃ要らない」となる。指摘の通り、乗用車が欲しいのにダンプカーをもらっても嬉しくない。
憧れ?欲しい
興味?惹かれる
便利?あってもいいか
必要?仕方ない
ってな感じで、必要ですらないなら
そら売れんわのー。
誰も手引きせんしの。
— ご注文はベルガモットですか? (@bergamotflavor) 2015, 1月 9
道具を道具としての認識しか与えなきゃそりゃ別に面白くもなんともなかろーの。
道具でもこういう風に使うと楽しみになるかもよってところまで云わんと。
— ご注文はベルガモットですか? (@bergamotflavor) 2015, 1月 9
道具としてしか見てなきゃ電子レンジだって弁当におかずが温められればなんだって良いわけで。
電子レンジの上手な使い方とか料理の調理にこんなに使えます広がりますって云えば、調理が好きな人にゃ電子レンジに興味が生まれよるじゃろ。
なんにもヒントを与えなきゃ、他に目が行くわ。
— ご注文はベルガモットですか? (@bergamotflavor) 2015, 1月 9
他に目を奪われるものなんて沢山ありよるし、世の流れはせわしない。
— ご注文はベルガモットですか? (@bergamotflavor) 2015, 1月 9
要は多様化で相対的に「車」の面白感が減って、道具以上の価値を見出しにくくなった。しかもコストそのものは増加している。そして見いだせる価値は減退するとなれば、かい離は大きくなり、結果として「離れていく」ことになる。自動車サイドは多分に、「買え買え」が優先していて、若年層を向いていないのでは、という意見。これは一理ある。
で、もう一理というのがお金そのものの件。
駐車場代など、若者の法律遵守率も関係しているんじゃないかなぁ。昔は多少ならず違法行為を行って維持費を抑えていたのが今はほとんど聞かない気がする。 / "新成人の7割が「経済的余裕が無くて車を所有できない」とする現状 - ガベージニ..." http://t.co/2tbrUExSwk
— notio (@nochi2009) 2015, 1月 9
@Fuwarin
(゚∀゚)金さえ回せればこの種の問題は解決しますしね
— moltoke◆Rumia1p (@moltoke_Rumia1p) 2015, 1月 9
@Fuwarin
(゚∀゚) 若年層の賃金を引き上げてやらないと。年功序列制度なら若いうちは薄給でも年齢上がれば相応に上がったのが、年功序列制度崩壊後も、若年層の賃金は安いままって外道な状態になってるわけですし
— moltoke◆Rumia1p (@moltoke_Rumia1p) 2015, 1月 9
年功序列制の崩壊と、若年層の賃金が安いままという現状で生じる問題、連動性には、今件指摘で初めて気が付いた。なるほど、年功序列制は「継続勤務していれば待遇が上がり手取りも増える」のが保障されていて、だからこそ若年層は安い賃金でも我慢は出来たしローンも組めたし先のことを考えて頑張れた。それが半ば崩壊したのでローンを組むのは怖いし、先の事を考えても頑張りにくい。さらに「将来増えるから」という確約的なルールも無いのに、賃金は安いままでは......そりゃ、お金の若年層離れになるわけだ。
自動車に移動機関以外の魅力を感じていても、手持ちが寂しければ、そして将来昇給の見込みが薄いのなら、そりゃローンを組んでまで自動車を買おうとは思わないし、必然性の高い人でも軽自動車に手を付けたくはなる。要はお金の若年層離れをどうにかすれば、大よその問題は解決するわけだ。年功序列制には色々と問題も指摘されているけれど、こんなメリットもあったとはねえ。
少子化の問題も大体お金。例えば結婚したら数千万円を国が低利で子育て奨学金として貸与するとか。そして子供が一人生まれる毎に10%、10歳に達したらさらに10%、20歳でさらに10%元金を免除。とかね。3人が成人すれば元本は1割にまで減る。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 1月 9
これはやや余談。お金の若者離れとか、少子化などを解決できそうな試案としてふと思いついたのだけど、どうやら第二次大戦中のドイツで似たような政策があったらしい。あるいはそれを見た記憶が断片的に残っていたのかも。
さらにちょいと試算したら、年間で70万件ぐらい婚姻事例があるので、その世帯に5000万円(1000万や2000万程度では効果は薄い)の貸与となると、一年間で必要な予算は35兆円にも膨れ上がる。返済金は逐次計上されるけど、軌道に乗るまでに必要な予算は莫大なものになるので、実質的には「どこからお金持ってくるの?」ということになる。離婚した場合はどうするのかとか、非嫡出子は、国籍はとか、色々と問題も。まぁ、一つのフラッシュアイディアみたいなものだけど。......何か頓智的なもので解決できる方法があれば、悪い話では無い気もするのだけど。
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