どこの誰があてはまるかは言いませんが、二人が共依存してる場合、お互いの共通の敵に対しての願望や妄想がいつのまにか「記憶」に変質してるってことでは。
共通の敵を作ることはお互いの結束を強めますので、どんどん都合よく記憶を作り上げ、もう一つの平行世界ができあがる。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
人が経験した実体験はその時間においてのみリアルなもので、その一瞬後からは映像などの第三者的メディアに保全されたものを再生するか、あるいは本人の記憶に留められることで「現実」として刻まれる。要は現実が記憶によって時間を超えたものとして保存されるわけだけど、その現実に関する記憶が他人とのやりとりの中で創作されるという事例がある。今件では妄想なり願望を共有する人たちの間で言葉が交わされることで、その内容が強化補完され、いつのまにか現実の記憶として刷り込まれるという事例。
子供のころに親から何度となく聞かされていた例え話を現実のものとして認識したまま成人化したり、あまりにも衝撃的な映画を見たため、それを本物のように認識してしまってトラウマになってしまうという話は、推理モノの作品のネタとしてだけではなく、現実として良くある話。あとは事件・事故現場での目撃証言が人によって色々と食い違うとかね。同じものを見ているはずなのに。
昨今では過去の事象の検証が容易になったので、大人になってからふと本当の現実に触れて、自分の記憶が実はフェイク的なものだった事に気が付く...なんてことがある。巧みに創作された記憶は現実と大差ない。「攻殻機動隊」の有名なエピソード、ごみ回収人の疑似記憶みたいなものだ。まぁ、洗脳もその類のものと見ることもできる。
実際にこのような現象を実体験してるんすよ。
こういうのはマジヤバいと思います。こういう人たちは必死で都合よく平行世界を次から次へと作り出すので理屈が一切通りません。これらが拡大したバージョンがカルトなんじゃないかなあ。と思ったり。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
たとえばAさんとBさんがいる。嫌いなCのことについて想像して話す。
こんな感じで。A「あいつはきっとアレだ」B「そうそう。たぶんそう」
これを繰り返してるうちに彼らの中では事実になってしまう。
もちろんAとBはお互いにそういうある種の素因を持ってるのが条件だと思うんだけど。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
怖いのが、AとBが作り出した記憶は、現実と妄想が混ざったものだからある程度リアリティがあるし、他者から見たら嘘に見えないのでみんな信じやすい。そうやって現実は彼らの記憶に置き換えられていき、Cが驚く事態になってしまう。
簡単に言うとそんな感じ。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
ある種の人は常に誰かを自分の思う通りにコントロールしようと考えてるので、慣れているんです。簡単に言うと「人たらし」しかしそういうのはどこかでバレる。(SNSなど記録が残り情報が共有されるからバレやすい)
たぶんサイコパスとかソシオパスといった類の人たちなんすよね。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
SNSを上手く利用すれば、多くの人に洗脳のようなことができる。簡単に言うとデマッター。
つまり、先ほどの「共依存関係が作り出した捏造された事実(記憶)」の拡張版。これには色々な仕掛けがあるんですよね。
たとえば「怒ってる人は正しい」とか「危険を知らせる人は善意」という思い込み。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
まあ、そういうことをTwitterを眺めながら数年考えているわけです。凄く怖い反面、興味深いし、今後の教訓になると思うんですよね。
※ただし、これら一連の考察らしきことははあくまでも素人のものなので注意してください。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
ソーシャルメディアの類で、妄想的な話に集まる事案が多いのも、この「相乗効果的な記憶の創作」が多分に形成されやすいからなのかもしれない。そして自分の好みの、「こうあってほしい」という認識を持つ内容を取捨選択しやすいので、容易に同意してしまうのも一因。
@ryoFC
世の中には二人組精神病(フォリ・ア・ドゥ folie a` deux)
と言うのがあってですね・・・・
http://t.co/dbp8QlpcJ2
— 石田@福島県(毒吐き 脱げぱんつ派) (@ishida5235) 2015, 1月 7
話によると、「フォリ・ア・ドゥ」(感応精神病)という概念があり、それに近しい話なのだそうな。
.@ryoFC https://t.co/vilJVB4Hog
大事なことを書き忘れてた。
・どうやって、その「捏造記憶」に気づくのか。という点。
簡単に言えば矛盾点を見つけるということ。過去の自分の行動を否定しまうことになるので、矛盾に気づくと不快なので、コレが難しいのですが。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
人間は「信じたいことを信じる」「信じてきたものを信じ続けたい」という性質があるようなので、一旦「捏造記憶の輪」に入ってしまえば、矛盾に気づきにくくなるし指摘されても抜けだせません。感情のバイアスが強い人は特に。
もし「輪」の中に入る前なら、矛盾はないかチェックすることが大切。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
例えば某有名自称ジャーナリストなんかの場合、いわゆる信者という人たちの中で「知的レベルがある程度高い人」は、矛盾に気づいて、後に強烈なアンチに転換しましたよね。誰とは言いませんが。
※でも、こういう「人たらしに弱い」人って、また繰り返すと思うので注意した方がいいと思う。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
と、自分で偉そうい言いつつも、私だって「コロリ」と人たらしに操られそうになったことがあります。
その時は「相手の言ってることを総合すると、凄く矛盾があってモヤモヤしつつ、いやそんな、嘘をつかれているはずはない」と思ってたんですわ。怖いっすよw
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
私はかつて、付き合ってたオネーチャンの「この人は良い人のはずなんだが、どうもおかしい」という相談に乗ったことが(偶然にも)二度あって、そこで事情を詳しく聞いて嘘を見破ったことはあります。
一つは、「逮捕され留置されて彼女には無実だと言い張ってたが実際にはクロだった」という話。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
これは、その騙されていた彼女から色々聞いて「彼は絶対やってる」と導き出した。実際に後で警察に自白。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
もう一つは「酔った元カレに殴られたと訴える女性」。実はまるっきり嘘で、(まだ未練があったので)酒癖の悪い元カレを呼び出して、自傷して騒いでただけだった。これは、その自称被害女性と電話で事情を聞いているうちに気になる矛盾があり見破った。(が、追い詰めはせず)結局、後に自白。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
※この二つの「嘘」の話は、共依存での捏造記憶とは言えないけど、嘘の見破り方を説明するために引用した。
ここで重要なことは「作り上げた事実」はどんなに巧妙に作っても、必ずどこかで矛盾が出てくるということ。少しカンのいい人なら注意深く聞いてれば大抵わかる。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
STAP細胞のドタバタを見てもわかるように「正しい」という判断はすごく難しい。「いろんな点を検証しても矛盾がないので、おそらく正しい」ということにしかならないんすね。
で、デマッターとか嘘つきというのは「嘘でないと証明しろ」と相手に困難な証明を求めてくる。※参考:悪魔の証明
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
ちょっと話は色々飛びましたが、「正しいかどうか見極め、それを証明(説明)して、伝える」って、難しいなあ。と思うわけです。
こういうことがこの数年考えてきたことです。とりあえず終わり。
— リョウ(微乳党 元代表) (@ryoFC) 2015, 1月 7
現実と創作された記憶との間には違いが生じる。そして後者は都合の良いように都合の良い部分のみが改ざんされるので、どこかに矛盾が生じてくる。「嘘をつくとその嘘を隠し通すために、また嘘をつかねばならなくなる」というのが良い例。......ではあるのだけど、その証明って案外面倒くさいし、リソースを投入して証明したところで、証明した側に何らかのメリットがあるわけではない。
ソーシャルメディアそのものが登場、本格的に普及して機能し始めてから、まだ10年も経っていない。このような問題......というか副作用的な話は、これから本格的に検証されることになるんだろうな。
コメントする