うっかり点けたテレビで、フジテレビ「批評対談」などを見る。
「なんでフジテレビから若者が離れてるんでしょう」
批評家のコメントは、「選択肢が増えたから」「趣味の多様化」「フジテレビだけの問題ではない」いや、フジだけが凋落してる説明じゃないよな、それ。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
フジ、ネット動画にフジは負けてるのではないか。
批評家だと思ってたパネリストは、フジテレビの編成局長だったwww
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
.@F4EJ2Phantom 評論家だと思ってたおっさはフジの編成局長だったので、「フジの弁明と今後の方針の表明」なのかな、と思ってみてます。一般向けに面白い番組ではないけど、「あえぐテレビ」を楽しむ枠だと見た。
フジの「ダメなとこ」も紹介するのはおもろい。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
若者のテレビ離れとは良く聞くけれど、各調査を見る限りでは少なくとも未成年・学生時分ではテレビはいまだに人気者。ただ、テレビの内容そのものというよりは、友達などとの共通のネタを得るためにという「コミュニケーションツール」的な使われ方をしているのが多分にある。高齢者が内容を求めているのとは多分に異なる、この点をテレビ側がどこまで理解しているのか......
......という件で、少なくとも指摘されているフジテレビに出ていた編成局長は理解していないのだろうな、という話。そしてフジテレビだけが顕著に凋落している理由でもない。番組構成の中核的人物がそれでは、ねえ(演出の可能性もあるけど)。
で、高齢者はともかくとして中堅以下の人たちの現在における、映像への消費性向というか視聴傾向としては大よそ次の指摘でなるほど感を覚えさせる。
一般視聴者からの提言としては、
1)現代の視聴者は、昭和の頃よりずっと気が短い。
2)現代の視聴者は、1番組にまとまった時間を割いてくれない。忙しいので。
3)お約束を楽しむのはリピーターの囲い込みにはなるけど、それは「現状維持」のプランであって、人を増やすためのアイデアではない
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
その自虐が、全然番組編成に生かせないのがフジの問題点なんだろうな RT @koalaclaw: @azukiglg 毎週、割合自虐ネタ満載で来る番組なんで、結構観てしまうんだぜ......。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
今の、30分、60分、120分番組を減らして、5分、10分の番組の本数を増やすのがいいと思う。視聴者が消化できる「可処分時間」の単位は、以前よりずっと短くなっていて、30分番組60分番組は長すぎる。5分10分15分がネット番組の単位なわけだし。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
それこそ、ネットの動画がなぜ「稚拙なのに受けているのか」といえば、1単位が短いからだよね。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
番組は今、「生番組」にこだわってるようだけど、生である必然てのは、「失敗、やらかし」への着たいくらいしかないよね。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
視聴者の「持ち時間」の奪い合いについていえば、出版業界はもうここ20年くらい、ゆるやかに負け続けてる。
「可処分時間を何で消費するか」という命題に対して、「暇だったら文庫本読んでください?」で小銭を稼いできた。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
だけど、ゲームやネットやその他の「小さい可処分時間」を奪い合う時間消費コンテンツの台頭で、「文庫本」というコンテンツは退潮してるんだよなあ。
テレビも例外ではないってことだとは思う。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
ともあれ、「細かい単位の番組」を作らないと、「1~5分単位のネットの番組」にかなわないのは間違いない。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
「30分番組を増やして」という視聴者提言が出てるけど、長尺の番組が増えた理由は、恐らく「番組制作コスト」だと思うよ。手間暇を考えたら、30分番組と60分番組のコストが大きく変わるとは思えない。編集次第で長くも短くもできる。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
番組制作コストがタイトだから長くなるんだろうけど、長い番組は「細切れの可処分時間の使い道」には不向きなんだよな。
「視聴者は忙しい。テレビの前にはりついて何十分も使う暇はない」
てのは、テレビ局は自覚すべきなんじゃないのか。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
.@F4EJ2Phantom CMに入る前の内容をCM明けで繰り返してるんで、60分枠の番組は実質30分程度しかないと思ってます。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
.@koalaclaw NHKは「出演者の無駄遣い」的な小ネタ番組があって、それはそれで面白いと思うよ。Eテレとかは特に。総合枠は「昔ながらの視聴者(年寄り)の引き止め」にリソース割いてるんだと思う。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
.@F4EJ2Phantom 日本の視聴者は「つまらなければ躊躇なくザッピングする」だけの、チャンネルの選択肢があるから、てのはあるかもしれません。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 1月 9
長時間の映像コンテンツには引き続き需要は多分に存在しているけれど(10分で「踊る大捜査線」とか「火曜サスペンス劇場」「風の谷のナウシカ」作れって言われても無理だもんな)、楽しめるモノ、娯楽ツールが多分に増えて選択肢も桁違いに増加した、さらにそれらに気軽に手が届くようになったので、結局どれもこれも楽しみたいから、つまみ食い的な味わい方をしてしまう。ケーキバイキングに足を運ぶと、色々なケーキを少しずつ皿に選り分けて食べるのと同じね。バイキングなのに、チョコレートケーキだけをこんもりとお皿によそって食べる人は滅多に居ない。まぁ、普通のバイキングでローストビーフやお寿司だけを食べる人はいるようだけど。
vineが大いに人気を博したり、YouTubeやニコ動などが人気を博しているのも、結局この「つまみ食い文化」が浸透しているのが原因。それにテレビが追い付いていない、上手く対応できるようなメディアでは無いってのが、昨今のテレビ凋落の一因ではないかな。その消費スタイルは高齢者は知らない、習得していないから、テレビを敬愛する傾向が強いと考えれば、すとんと腑に落ちる。また、キュレーションやらバイラルメディアが持てはやされるのも納得がいく。
まぁ、指摘の通り、今の民放はCMでご飯を食べているので、短時間区切りの放送となるとCMをどうするかっていう問題が生じてしまうので、まさに鬼門となるのだけどね。
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